オークションで同じようなコインが複数出品されている場合
後行は

先行の落札で競合者が一人減るため安値になりやすいとも

後がなく競合が激しくなるため高値になりやすいとも

考えられますが・・・実際は、どうなのか?

 

先行が高値になったケース:2021年11月

ビルマ(現ミャンマー) Fantasy Kyat (Rupee) CS1214 (1852)

先行SP63、28万円https://www.auction-world.co/

後行SP64、6万2000円https://www.auction-world.co/

 

後行が高値になったケース:2021年12月

米国20ドル深彫金貨 ULTRA HIGH RELIEF 2009 MS70

先行、24万円https://auctions.ncanet.co.jp/

後行1、26万円https://auctions.ncanet.co.jp/

後行2、26万円https://auctions.ncanet.co.jp/

 

これだけ見ると後行で高値になったとしても大したことはないようですが

先日のA.W.主催オークションでは後行が非常に高値となったケースがありました。

GERMANY Bavaria バイエルン Taler 1828 王族への天の祝福 AU58

先行、5万4000円https://www.auction-world.co/

後行、16万円https://www.auction-world.co/

 

コインのグレードは必ずしも見映えを反映するとは限らないので

見映えの違いが落札価格に影響した可能性はあるでしょう。

それにしても、2倍を超える差が生じるとは驚きです。

こうしたハプニングもオークションの面白さですが

安値で終わったコインの出品者にすれば悔しさが大いに残るでしょう。