A.W.主催第35回オークションで入札額の決定に非常に迷ったケースを紹介します。

 

タイトルに(フランス国王)ルイ・フィリップとありますが

ルイ・フィリップ時代に製造されただけで肖像はルイ・フィリップではありません。

リヨン農業協会創設者の肖像が描かれた農業奨励メダルと思われます。


今回のメダルは海外サイトMA-Shopsで売却されたもの、時期は不明。

価格は4050ドルでしたので円建手数料抜40万5000円に相当。

海外で4050ドルもの高値で評価されていると考えてよいでしょうか?
 

オークションであれば複数の入札者が競って到達した落札価格ですが

コイン商での売却価格は一人の購入者が支払った価格にすぎません。

しかも、日本のオークションに出品されているということは

購入者は日本人である可能性が高いでしょう。

とすると、4050ドルが海外での評価と言うわけにはいかないと思うのです。

 

海外オークションでの落札価格を調べたところ

2016年、非スラブ入で850ユーロ

手数料20%・1ユーロ130円として円建手数料抜11万9459円に相当。

画像を見る限り今回のメダルと同一ではありませんが。

 

いったい、入札額はいくらが望ましいのか?

メダルは価格変動が大きいので大いに迷いました。

参照:やっぱり、メダルを競るのは恐ろしい

せいぜい、非スラブ入の2~3倍くらいと思っていましたが

価格が3倍を超えて上昇したため、結局、落札できませんでした・・・