Thasos Tetradrachm 2nd~1st Centuries BC Choice XF Strike 5/5 Surface 4/5 

Perhaps a Celtic issue

A.W.主催オークション常連の方なら、もう、何度も見た古代銀貨。

⓪2022年10月12万1000円https://www.auction-world.co/library/item

①2022年12月12万1000円https://www.auction-world.co/xpai/item

②2023年6月15万円https://www.auction-world.co/xpai/lot_M26-541.html

そして、今回、3回目の再出品で

③2023年10月12万円https://www.auction-world.co/xpai/item.jsp?id=124112

これまでの最安値を記録しました。

 

A.W.主催第22回マンスリーeオークションを終えてで解説した通り

ケルト族が模倣したと思われるタソス島の銀貨、つまり、イミテーション銀貨ですから

オリジナル↓に比べると造りが甘いようです。

Thasos Tetradrachm 2nd~1st Centuries BC Choice XF Strike5/5 Surface4/5

 

海外では正真正銘のタソス島銀貨が660ドル(円建手数料抜6万6000円相当)に対し

https://coins.ha.com/itm/greek/ancient-coins/ancients-thracian-islands-thasos

イミテーション銀貨は312ドル(円建手数料抜3万1200円)にすぎませんが

https://coins.ha.com/itm/celtic/ancient-coins/ancients-danube-region-balkan-tribes

なぜか、国内ではオリジナルの海外落札価格すら大きく超える高値がつくのです。

そんな高値で落札されたにもかからず、たった1年の間に3回目の再出品。

⓪①②で落札した方の誰一人として愛蔵しようとは思わなかったことになります。

手元に届いて見ると、よほど気に入らないことがあったのでしょうか?

 

ちなみに、A.W.ではスラブ入の出品手数料が5%ですので再出品時採算ラインは+18%。

採算が取れたケースは①→②:+24%のみです。

 

川柳に”また出たと 坊主びっくり 貂の皮”というものがありますが

参照:https://shuchi.php.co.jp/rekishikaido/detail/4178

それに倣うと、”また出たと 常連びっくり イミテーション”でしょうか?