これまでスラブ入りコインでも真贋について注意を要する事例を紹介しましたが

スラブ入りコインでも要注意!2件目3件目

贋作の贋作?贋作の贋作?eBayにも出品!

それらは真作の鑑定番号を流用していました。

実は、NGCで認識されないNGC鑑定コイン→トラブル発生!の際にもオークション主催者から

”贋作スラブは真作スラブの鑑定番号を使っているから

鑑定番号が認識されないことと贋作であることは関係がない”と言われました。

しかし、seeing-double-acef-reports-fakersによると

鑑定番号の不正使用を理由として

PCGSとNGCは検証サービスにおいて一時的に鑑定番号を無効にすることがあるそうです。

(以下原文)

Professional Coin Grading Service (PCGS) and Numismatic Guaranty Company (NGC)

have deactivated at least temporarily some certification numbers

from their cert verification services

because of the unauthorized use of the numbers

on known counterfeits appearing in the marketplace
したがって

”鑑定番号が認識されないことと贋作であることは関係がない”とは言えないのです!

 

例えば、これら↓2つのスラブ入りコインで同じ鑑定番号ですが

この鑑定番号をPCGSサイトで入力すると

←このように認識されません。

”重要なお知らせ”を読んでみると

問い合わせができるのはアイテム(スラブ入りコイン)をお持ちの方のみのようですが

怪しいスラブ入りコインを見つけた方も問い合わせができるようにすべきでしょう。

 

NGCでの対応について詳細は不明ですが

”偽造品での不正使用があるため”と明示した上で検証を無効にしているのでなければ

単なるエラーで認識されない事態と区別がつかずトラブルの原因になります。

 

贋作はコイン取引を阻害する大問題であり、コイン高騰に伴い贋作が増えることが懸念されます。

オークション主催者/コイン商はコイン取引を主導しているわけですから

贋作の疑義に対して丁寧かつ親切に対応してもらいたいと思うのですが

”こちらが真作と判断しているのに疑うのか?そんな奴は入札しなくて結構”

と言わんばかりの対応されれば非常に失望してしまいます。

今はコイン高騰時代ゆえ殿様商売でも十分やっていけるのかもしれませんが・・・