昨日4月15日はA.W.主催第32回オークション初日のフロア入札がありました。

今更ですが、自分は初日に登場するアジア・アフリカのコインを最も楽しみにしています。

デザインが奇抜で自分の好み合っているからですが

今回は感激するようなアジア・アフリカのコインが1枚もありませんでした。

A.W.主催第24回マンスリーeオークションを終えてでも指摘しましたが

出品の勢いに陰りがあるような気がします。

そんな中でこそ、いつも通り、自分は割安額で事前入札←常に妻にアピール!

前日には初日分ほとんどがブレイクされ生き残りもブレイク寸前・・・勝負所を見極めます。

そして、結果は落札2件のみ:1件は割安でも割高でもなく、1件は割安でした。

 

さて、初日の注目、と言うより、オークション主催者にモノ申したいコイン

INDIA Rajkot Restrike Mohur 1945 NGC-MS64

オークションでの説明は”可愛いらしい小型金貨”とありますが

素人みたいなコメントはいりません!このコインに関する情報を提供してください!!

自分が調べたところ

オリジナルの発行数たったの54枚、重量7.88g、金含有率は分かりませんでした。

再鋳貨は1962年製造、発行数不明で

https://coins.ha.com/itm/india/world-coins/india-rajkot-dharmendra

オリジナル↓との違いは太陽が水平線より少しだけ高く昇っている所です。

リストライクMS64の相場は632ドル~822ドル

https://coins.ha.com/c/search-results.zx?N=790+231+51&Ntk=SI

円建手数料抜6万3200円~8万2200円相当ですから大したことはありません。

一方、オリジナルMS64は1050ユーロ、手数料込みでは1228ユーロ

https://www.numisbids.com/n.php?lot=746&p=lot&sid=1967

1ユーロ130円として円建手数料抜14万3820円に相当します。

リストライクの相場を超えて、オリジナル並?!

実は、国内でオリジナルMS64が22万円もの高値で落札されていて

海外でリストライク相場:オリジナル相場≒1:2だから

オリジナル落札価格22万円x1/2=11万円からスタート価格10万円となったのでしょう。

そして、今回のリストライクの落札価格は30万円!

なんと!リストライクの落札価格がオリジナルの落札価格を超えてしまいました!!

こんな展開、初めて見ました・・・

 

ちなみに、この↓5gにも満たない超小型金貨の落札価格にもびっくりしました。

ETHIOPIA Empire 1/2Werk EE1889(1897) NGC-MS64

海外での落札価格はMS64で1092ドル(円建手数料抜10万9200円相当)

MS63+で1020ドル(10万2000円相当)であった一方

MS63は900ドル(9万円相当)で不落でした。

ところが、今回の落札価格は驚きの44万円!

たった3.5g(金含有率0.9)しかない金貨なのですが・・・

 

こんな狂乱(?)オークションにおいて海外相場内で落札できれば上出来と言える???

確かに、今回の落札2件の質を見れば申し分ないのですが

勝負に出た他の3件を逃したのは非常に悔しい・・・そんな時はこの動画↓

対策1:収集ターゲットを厳守する・・・やたらと色々なコインに手を出さない

対策2:辛抱強く好機を待つ・・・急いては事を仕損じる

対策3:コインに費やす予算を考慮する・・・オークションの利用も計画的に