アンティーク大型メダルとは100年以上前に製造された20g以上のメダル。
銀製なら稀少なものでも比較的手頃な価格なのですが
金製ともなれば極めて高価になってしまいます。
例を示します。
英国 1887 ヴィクトリア女王 芸術と産業の賛歌 大型メダル SP62 落札価格150万円
https://www.auction-world.co/library/item_144725.html
このメダルは銀製でも高い方ですが、それでも、SP64で46万8000円。
https://www.auction-world.co/library/item_125934.html
金製SP62は銀製SP64と比較しても3倍を超えています。
https://www.auction-world.co/library/item_47699.html
銀製なら
MS62で1万8000円:https://www.auction-world.co/library/item_80555.html
MS63で3万3000円:https://www.auction-world.co/library/item_168206.html
SP63で3万8000円:https://www.auction-world.co/library/item_113697.html
*PCGSでSP63=NGCでMS63:メダルの鑑定表記SPはSpecimenではありません!
MS64で3万3000円:https://www.auction-world.co/library/item_53659.html
SP64で4万5000円:https://www.auction-world.co/library/item_123113.html
金製MS61は銀製MS64・SP64と比較しても10倍を超えています。
但し、金製と言えどもメダルの宿命からは逃れることができません。
それは落札価格の変動が大きいということです。
この金製メダルはわずか9か月後に16万円も下落して42万円になりました。
https://www.auction-world.co/library/item_108698.html
5万円にも満たない銀製メダルが急落しても大した損失ではありませんが
50万円を超える金製メダルが急落すれば甚大な損失と言えます、自分にとっては。
金製のアンティーク大型メダルを入手するなら相当の覚悟が必要なようです。