20g以上の金貨を大型金貨と定義していますが:コインの種類

50g以上あれば特に超大型金貨と呼んでいます。

有名なものではブラジルの2万Reis金貨、53.78gもあり南米最大の金貨とされます。

今回する超大型金貨はアフリカ最大かもしれない金貨です。

 

Sierra Leone, 1966, Golde, 54.545g (Au 0.9), 48mm, KM24, mintage 1500, MS68

表:ライオン 裏:シエラレオネの地図と額面

 

アフリカ西部で大西洋沿岸に位置するシエラレオネで発行された独立5周年記念金貨です。

シエラレオネが初めて発行した金貨3種類(1/4, 1/2, 1 Golde)の一つでもあります。

Sierra Leoneはライオンの山を意味するポルトガル語に由来するため

ライオンの顔が表のデザインとして採用されています。

 

大きさが48mmもあるため自分が嫌いなデカスラブに入っています。

参照:デカスラブは嫌いだ~!

デカスラブに入っていては、この金貨が有する重量を直接体感できませんので

スラブから取り出すか?・・・とも考えたのですが

MS68はNGCで準トップグレード、つまり、2位に相当するため(記事作成時)

デカスラブに入れたままにしてあります。

 

ところで、アフリカ最大かもしれない、と書いたのは

アフリカの他の国で今回の重量を超える超大型金貨が発行されているかもしれないためです。

最近、と言っても2000年以降と思うのですが

2〜5オンスもある超大型金貨が英国や英国連邦に属する国で発行されるようになりました。

そう言えば、シエラレオネも英国連邦に属しています。

シエラレオネは超大型金貨発行の先駆け的存在なのかもしれません。