Richter98a, 47g (Silver), 47mm, Availability<5, UNC Details Cleaned
バーゼル=シュタット準州の州都バーゼルで開催された射撃祭の記念メダル
重量47g・直径47mmはスイス射撃祭記念メダルの中でかなり大きなものになります。
オークションの説明では”製造数は不明だが、おそらく50枚以下”とありましたが
メダルの本によるとRRR、つまり、現存数5枚未満となっています。
確かに、過去の落札記録を調べてみても今回のメダル以外には非スラブ入1件のみ。
https://www.numisbids.com/n.php?p=lot&sid=3730&lot=25
2020年1200スイスフラン、手数料15%・1スイスフラン130円として
円建手数料抜16万1622円相当にもなります。
そこで、悩んでいます。
今回のメダルはUNC Details Cleanedと鑑定されていますが
実物を見ても明らかな洗浄跡と思われるような所はありません。
スラブから取り出しても、上記の通り、高値が付きそうです。
あるいは、再鑑定に出してもよいでしょう。
その一方、このまま本物と鑑定されているだけで十分とも思っています。
なにしろ、NGCでは今回のメダル以外に登録がありませんから。
今のところは売却する予定が全くないので、とりあえず、このまま。
売却する予定となったら、スラブから取り出すべきか、改めて考えてみることにします。
表のデザイン
銃も持った男性の隣に座る女性はスイスを象徴する女神Helvetiaでしょう。
スイスの国章が描かれた盾を持っていますので。
但し、通常ならHelvetiaは大剣ではなく槍を持っています。
大剣を持った女神と言えば、ゲルマン民族を象徴する女神Germania。
スイス人もゲルマン民族ですので、この女神はHelvetia&Germaniaかもしれません。
裏のデザイン
中央にバーゼルの紋章・交叉する銃・月桂樹とオークの枝葉からできたリースが配置され
周囲にはスイスの州の紋章が22枚配置されています。
おそらく、射撃祭に参加した州なのでしょう。