円安と英国首相辞任、全く関係がないように見えますが、そうではないのです。

 

元々12月150円説がありましたが、それより早く10月20日に1ドル150円突破。

為替介入に伏兵、イギリス発とばっちり円安で指摘されている通り

英国政府が減税政策に失敗し英国債利回が急騰、それが米国債に伝播。

利回急騰とは価格急落であるため米国債が非常に安くなっていることを意味します。

すると、米国債を購入するためドルが必要となりドル高になるというわけです。


10月20日、減税政策の失敗、および、それに伴う混乱の責任を取る形で

英国のトラス首相が辞任を公表しました。

所属政党保守党の党首を辞めるのであって首相は後任が決まるまで続けるそうですが

実質的には首相辞任ということになるでしょう。

首相就任が9月6日、党首辞任=実質的首相辞任の公表が10月20日ですので

首相として実質的な在任期間はわずか45日となり歴代最短になるそうです。

地球の反対側の島国日本での歴代最短54日さえ下回ります(第二次世界大戦直後の記録)。

英国の凋落は眼を覆うばかりですが、決して他人ごとではないでしょう。

斜陽の英国と言われて久しいですが、なぜ、こうも衰退していくのでしょうか?

1996年に公開された「トレインスポッティング」という映画があるのですが

それを見る限り、若者における薬物汚染と無気力、これが原因ではないでしょうか?

 

1ドル150円ともなれば海外取引はほぼ絶望的・・・

だったのですが、ドイツ射撃祭記念メダルをeBayで落札できてしまいました。

今週月曜日10月17日の事、その際には1ドル149円程度でしたが

eBayでの通貨変換、1ドル154.8円・・・+3.9%

PayPalでの通貨変換、1ドル155.1円・・・+4.1%

なぜか、eBayでの通貨変換の手数料が前回の+1.7%よりかなり上昇していました。

参照:古代コイン再生産品の実物

そこで、VISAで通貨変換すべくドル建て決済を選択したのですが

その後に円安が更に進行・・・これはしくじった!と思っていたら

10月20日深夜から21日朝にかけてVISAでの決済が完了し

1ドル152.1円と現在のレート1ドル150円に対して+1.4%で済みました。

円が最も安いレートで通貨換算だったとは思うのですが

手数料が公表されている+2.2%より低かったのは意外でした。