先日のオークションに関連したレポートも今日で最終回。

以前のオークションでの迷い所

現在価格は低いけれど、既に割高

現在価格は高いけれど、まだ割安

どちらかのコインは欲しい

果たして、どちらに入札すべきか?・・・というものでした。

今回の迷い所は

裸コインを既に持っているけれど、スラブ入が出品されていたら入札すべきか?

というものです。

しかも、持っている裸コインの品質はまあまあ

更に、スラブ入はスタート価格の時点で裸コインの入手価格を上回っている

こういう場合、迷いますよね。

 

例を提示します。

 

(左)BOLIVIA 8Soles 1838LM NGC-MS63+

(右)既に持っている裸コイン南米ボリビアの銀貨

トーンは裸コインの方が強めですが、品質について比べてみると

肖像はスラブ入の方が良好かもしれませんが、アルパカは裸コインの方が少し良好。

年号は全く同じ・・・ますます迷ってしまいます。

スラブ入の落札価格は17万円、裸コインの20倍くらいになりました。

 

(左)PERU 5Pesetas 1880BF PCGS-MS62

(右)既に持っている裸コイン4つの国で採用されたコインのデザイン

今度は裸コインの方がトーンが弱いのですが、洗浄済の可能性は否定できません。

品質はほぼ同等、そして、またもや年号は同じです。

落札価格は7万8000円、これもまた裸コインの20倍くらいになりました。

 

コイン・コレクションが充実してきた現在、スラブ入だからと言って

既に持っている裸コインよりも高値を出して落札することには非常に躊躇します。

特に、年号まで同じなら全く同じコイン、品質が異なるだけです。

スラブ入を割安で落札できたら、裸コインを出品するという選択肢もありますが

裸コインをそのまま出品しても高値はつきにくいのでスラブ入にする必要があるでしょう。

だったら、敢えて1枚余分に落札することなく

既に持っている裸コインをスラブ入にした方が良いかもしれせん。