昨日10月17日はA.W.主催第30回オークション最終日、インターネット入札のみ。

最終日は大したものがないことが多かったですが、今回は違いました。

できれば欲しいコインやメダルがあり、5枚も入札していました。

しかし、当日朝に生き残りは1枚のみ、その1枚も締切10分前くらいにブレイク・・・

割安とは言えないものの割高とも言えない額まで競合し、なんとか落札できました。

本当は割安厳守なのですが、やはり、直前ブレイクは許せません!

参照:入札スタイル

 

さて、今回のオークション全体の総評です。

何と言っても、割安額の設定に非常に苦慮しました。

A.W.主催第30回オークション初日を終えてでは

落札価格の推移が非常に奇妙=グレードが高いのに下落というケースを紹介しましたが

他にも割安額の設定に困るケースが見られました・・・それは

2021年以降の国内落札価格が2020年以前の海外落札価格と比べて高すぎるケースです。

しかも、2021年以降に落札されたコインそのものが既に出品されていたのです!

ごく単純に考えれば、前回の高値を下回れば割安と言えなくもないのですが

海外の落札価格と比べるとかなり高いのです・・・例をあげましょう。

 

GERMANY Bishopric of Regensburg Taler 1786GCB PCGS-MS62

海外では2018年に2280ドル(円建手数料抜22万8000円相当)

https://coins.ha.com/itm/regensburg/world-coins/german-states-regensburg

*同一コインではありませんが

国内では2022年4月に43万円、そして、これこそが今回の銀貨でした。

4月に落札されたコインが半年で再登場しているのです。

仮に33万円で落札したら、10万円も割安・・・かもしれませんが

海外から見ると10万円以上も割高になってしまいます

もちろん、海外で落札されたものは今回のものと同一ではないですし

4年前の落札価格ですので単純に比較すべきではないかもしれません。

それでも、海外よりも10万円以上の高値を無視できるのか?・・・自分にはできません。

では自分にとって、いくらなら割安なのか?

もっと言えば、どれくらいの価格なら将来的に採算を取ることを望めるのか?

大いに悩んでしまうのです、コイン自体が魅力的であれば、なおさらです。

 

それにしても、せっかく高値で落札したのに

1年ほどで、あるいは、1年も経たないうちに再び出品するとは・・・

それがどのような結果を招くのか?、明日は短期保有での出品について検討する予定です。