自分にとってコイン収集は趣味を兼ねた資産保全であり
資産保全を兼ねた趣味ではありません。
したがって、これまでのレポートは資産保全を重視してきました。
そうは言っても、オークションに参加していると
”このコインは是非是非欲しい”と切に思うことがあります。
そんな時、さすがに割安落札(想定相場中央未満での落札)は諦めて
相場上限を超えた額で入札することもないわけではありません。
人間とは厄介な生き物で
相場上限を超えた額で落札したコインを見ると
”やっちまったかな?”と思う反面
相場上限を超えた額でも落札できなかったコインのことを考えると
”もっと頑張るべきだったかな?”と思ってしまいます。
今回はコイン収集を純然たる趣味と考えて、敢えて経済的損失のみ検討してみます。
さすがに、コインの価値が0になることはないので
出品時に落札価格が1/10、つまり、90%も下落した場合の損失を計算すると・・・
横軸:落札価格変動%、縦軸:損益%;手数料10%(落札時も出品時も)、消費税10%
落札価格が変動しなくても損益%は–20%程度ですが
落札価格が90%下落しても損益%は–90%程度で済むようです。
但し、決して忘れてはいけないことがあります。
1万円で落札して–90%なら9000円の損失ですが
100万円で落札して–90%なら90万円の損失になります。
9000円の損失なら僕の妻でも何とか見逃してくれる(?)と思いますが
90万円の損失なら僕自身でさえ見逃すことはできません。
要するに、%だけでなく落札価格自体も重要なのです。
結論
純然たる趣味として相場上限を超えて入札するなら、高価ではないコインに限るべし