金地金を換金する場合、通常は購入した時と同じ地金商で行います。

異なる地金商での買取では一定の金額を引かれることがあるからです。

それでは、金貨を換金する場合は?

コインとして評価されることを期待しオークションで換金することが多いと思いますが

出品・オークション開催・精算を経て実際に換金されるまで何か月もかかります。

すぐに換金したい場合

ウィーン金貨などの地金型金貨は地金商でも換金可能ですが

それ以外の金貨は換金ショップを利用することになると思います。

そこで、換金ショップでの買取価格を調べたところ金の純度によって異なるようです。

 

なお、金貨を含めた金製品での金の純度は24分率(K~)で表現され

これを金含有率と対応させると次の通りです。

K24 = 24/24 = 1.00 *実際には0、.9999以上であればK24、純金

K22 = 22/24 = 0.9166・・・

K21.6 = 21.6/24 = 0.9

K20 = 20/24 = 0.8333・・・

K18 = 18/24 = 0.75

K12 = 12/24 = 0.5

 

以下のデータは記事作成時、ある換金ショップがインターネットで公開していたもの

参照:https://kinkaimasu.jp/gold/k18/

買取価格は日時や換金ショップにより異なるため、あくまで一例です。

精錬加工費を取られることがある一方で

金貨のプレミア(コインとしての付加価値)が評価されることもあるようです。

 

買取価格(円/g)当初は円/g金としていましたが、円/gの間違いでした

金地金500g以上:7197、金地金100g以上:7144

K24:7067、K22:6598、K21.6:6312

K20:6064、K18:5637、K12:3006

これを円/g金に変換したところ

金地金500g以上:7197、金地金100g以上:7144

K24:7067K22:7198、K21.6:7013

K20:7277K18:7516、K12:6012

地金商での金地金買値(7515円/g)に対する%を計算すると

*金地金買値は売値の 98.3〜98.8%

金地金500g以上:95.8%、金地金100g以上:95.1%

K24:94.0%K22:95.8%、K21.6:93.3%

K20:96.8%K18:100.0%、K12:80%

なんと!

K22・K20はK24よりも金1gあたりの買取価格が高く

K18にいたっては地金商での金地金買値と同じでした

異なる日にも金地金買値に対する%を計算してみましたが同じ結果でした。

 

なぜ、K24よりもK22・K20・K18の方が金1gあたりの買取価格が高いのか?

換金ショップに問い合わせたところ

”なぜ金1gあたりの買取価格を計算するのか?”と逆に質問されてしまいました・・・
あくまで推測ですが、日本の金製品はK22やK20、特に、K18が多いため
そのまま金製品の材料として転売しやすいためかもしれません。