Statisitcsとは統計、PCGSが最近30日間に鑑定したコインに関する統計が公開されています。
Number of Coins Graded in the Last 30 Days
https://www.pcgs.com/statistics
2021年9月15日(日本時間)に自分が見た時のデータで
興味深いものについてコメントしてみます。
総数 292,528
1日1万枚近くを鑑定していることになります・・・これはすごい数、想像以上です。
いったい、何人の鑑定士で鑑定しているのでしょうか?
Couterfeit:贋作 1,679
総数の約0.57%ですので、200枚に1枚は贋作だったことになります。
Cleaning:洗浄済 12,418
総数の約4.2%ですので、100枚に4枚は洗浄済だったことになります。
この数は多いのか、少ないのか・・・思ったほど多くはないでしょう。
「アンティークコイン投資 絶対に〇〇だけはするな!!」を視聴してで石山氏は
8〜9割はDetails(傷物・洗浄済)だったと言っていますが
これは裸アンティークコインの場合です。
最近はモダンコインブームですから、モダンコインの鑑定が多いのではないでしょうか?
モダンコインの場合は新品を鑑定に送ることが多いため、洗浄済の%は極めて低いでしょう。
できれば、こうした統計はモダンコインとアンティークコインに分けて提示して欲しいものです。
Refund. No Service:返金、サービス対象外 4,112
総数の約1.4%ですので、100枚に1枚は鑑定を受けることができなかったことになります。
これはけっこうな数ではないでしょうか?
摩耗が極めて著しいコインの写真が例示されていますが
こんなひどい状態のコインをわざわざ鑑定に出す方がそんなにもいるのでしょうか?
おそらくですが、摩耗以外が原因で鑑定対象外になることもあるのでしょう。
例えば、PCGSでは古代コインが鑑定対象外になります。
Crossover Success Rate:クロスオーバー成功率 41%
多くはNGC→PCGSでの再鑑定でしょう。
成功とはグレードがアップすることだと思います。
これもまた、想像以上に高い%です。
自分は、そもそも、鑑定に出したことはないのですが、他の方のブログを読んでいると
グレードアップは4枚に1枚くらい、つまり、25%程度だと思っていました。
こうなると、PCGS→NGCでの成功率も知りたいものです。