イタリアを統一した島国のPSで次のように書きました。

泰星オークション2020ですが

COVID-19感染拡大防止のため本年に限りフロア無し

だそうです・・・ここまでは良いでしょう。

更に

落札手数料16.5%(税込)

だそうです・・・11%(税込)ではないの!


今回の記事は落札手数料16.5%(税込)の影響について書きます。

泰星コイン(昨年の泰星オークション2019も含む)のみならず
銀座コインやオークション・ワールドが主催するオークションでも
落札手数料は10%、消費税込では11%となります。
10万円の資金を有する参加者が入札できる最高額は10万円ではなく
100,000 / 1.11 = 90,090(小数点以下切り捨て)
つまり、9万円までになります。
落札手数料(税込)が16.5%となると
100,000 / 1.165 = 85,836(小数点以下切り捨て)
つまり、8万5千円までになります。
 
入札者は、この点を踏まえて入札額を調節すれば良いのです。
落札手数料は入札する誰にとっても同じですから
落札手数料が上がっても競争が不公平になるわけではありません。
不利になるのは出品者です。
上記の資金10万円の場合を例にとれば
落札価格が9万円まで上がるところ8万5千円までしか上がらないとなりうるわけです。
単純に考えて、(9万円-8万5千円)/9万円x100=5.6%の損失です。
 
フロア入札がなくなる分、入札が盛り上がらず
その上、落札手数料が高い分、入札額が控えられたら・・・
自分は泰星オークション2020に出品しているわけではありません。
ただ、ただ、オークションが今後も盛り上がることを期待しているコレクターです。
主催者が出品者の利益を考慮しないのであれば、参加する出品者が減っていくことでしょう。
その結果、魅力あるコインの出品が減ればオークションは確実に衰退するでしょう。
営利企業にとって最も大切なことは、顧客の確保、ではないでしょうか?
一時的に利益を上げたとしても顧客が離れていくようでは企業としての存続が困難になりますよ。