今回は南米ベネズエラのコインを紹介します。

ベネズエラは南米の北端にあり、原油埋蔵量は世界最大級なのですが・・・

米国と鋭意(?)喧嘩中のため、設備投資もままならず、原油生産量は減っているそうです。

ということは、大量の原油が埋蔵されたままなので、いずれは注目されるかもしれません。

モダン銀貨プルーフはたまにはモダン銀貨で紹介済みですので、それ以外の紹介となります。

 

Venezuela, 1921, 5 Bolivares, 25g (Ag 0.9), KM24, Numista Rarity Index 15

表:Simon Bolivar 裏;国章

 

Simon Bolivar(1783~1830年)は超大型銀貨南米ボリビアの銀貨でも解説しましたが

南米アンデス5か国(ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア)を

スペインからの独立に導いた指導者ですので、その肖像が南米のコインにしばしば採用されます。

ベネズエラでは名前Bolivarが通貨単位にもなっています。

 

さて、裏に描かれた国章ですが、残念ながら摩耗が少し進んでいます。

これでも一年余りの間に出会ったベネズエラのアンティーク銀貨の中では品質が良い方で

2つのcornucopias:豊穣の角が上部に描かれていることは分かります。

*自分の定義で言うと、1921年銀貨がアンティークになるのは2021年からですが

豊穣の角は南米のコインでしばしば見られるデザインであり

果実の代りにコインが角に詰められている場合もあります。

参照:南米コロンビアの小型金貨南米コロンビアの大型金貨ペルー銀貨の女神さま

 

Venezuela, 1910, 20 Bolivares, 6.45g (Au 0.9), Y32, NRI 87, MS63

表:Simon Bolivar 裏;国章

 

小型金貨ですが、さすがMS63、表の肖像も裏の国章も綺麗に保たれています。

肖像の顔の向きが銀貨とは逆ですが、欧州でも銀貨と金貨で顔の向きが変わることがあります。