10月19日〜21日、オークション・ワールド主催第18回オークションが開催されています。

アジアのコインは既に高値?と先日書きましたが

驚く高値で落札されたアジアコインが出ました。

 

ビルマKyat銀貨(デザインが孔雀なので孔雀銀貨とも言います)

MS64(孔雀の眼・口も明瞭な高品質)

15,000円スタート → 885,000円(手数料込で982,350円)落札

自分が調べた海外での最高落札価格(手数料込)は

7800ドル(1ドル110円換算で858,000円)でした。

自分は落札価格を50万円くらいと予想していましたが

その予想どころか海外最高落札価格も上回りました!

 

そこで、ふと、思いました。

将来オークションに出品した場合、落札価格がどこまで上がれば元が取れるのだろう?

 

仮に、1万円で落札したとしましょう。

競売規則によると手数料は落札者にとっても出品者にとっても10%です。

そして、手数料の消費税は10%です。

すると

今回の落札価格:10,000 → 支払金額:10,000 + 10,000 x 0.11 = 11,100

将来の落札価格:X → 手取金額:X - X x 0.11 = (1 - 0.11) x X = 0.89 x X

よって

0.89 x X = 11,100 → X = 12,472

1.2472倍(約1.25倍になれば、元が取れることになります。

約25%の上昇です。

 

ちなみに、今回の孔雀銀貨の場合、落札価格が885,00円ですから

再出品時の落札価格が1,103,772円以上となれば元は取れることになります。

 

PS

何しろ、15,000円スタートですから自分も入札していました。

スタート価格の10倍以上の160,000円です。

約12gの銀貨に、この金額はどうだろう?と思っていたら、あっという間に追い越されました。

そこで、負け惜しみです。

眼こそ認識できないけど、それなりに品質が高い孔雀銀貨を持っているから、まぁいいや!

 

PS-2

ヤフオク!で落札した場合、落札者には手数料がかかりません(現時点では)。

その場合も計算してみましょう。

ヤフオク!での落札価格:10,000

将来の落札価格:X → 手取金額:X - X x 0.11 = (1 - 0.11) x X = 0.89 x X

よって

0.89 x X = 10,000 → X = 11,236

となります。

つまり、1.1236倍(約1.12倍)になれば元が取れることになります。

約12%の上昇、通常オークションで落札した場合より半分程度の上昇で済みます。