地金を購入した時点での損を比較してみます。
いずれの地金も業者の売値より買値の方が低いため購入した時点では損をしています。
また、場合によっては、購入時・換金時に手数料がかかる事もあります。
したがって、購入価格と換金価格の差が購入時の含み損となります。
この含み損が購入価格に占める%を含み損%とします。
含み損% = 含み損(購入価格ー換金価格)/ 購入価格 ×100
比較の対象は金地金・プラチナ地金は100g、銀地金は1kgとします。
金地金・プラチナ地金で手数料が0円となる最小単位が日本マテリアルの100gだからです。
*2018年6月時点で
銀地金は
日本マテリアル・三菱マテリアル:扱いなし
田中貴金属:30kg
徳力本店:1kg(手数料5400円)
石福商店:300g(手数料3240円)、500g(4320円)、1kg(8640円)
30kgも購入すると保管に困りますので1kgとします。
そして、手数料は徳力本店が安いので徳力本店の1kgとします。
含み損%の比較
銀地金1kgの含み損が最も大きく、金地金100gの含み損が最も小さいことがわかります。
含み損%は銀地金で約21%にも達する一方、金地金では1.7%程度にすぎません。
以上から金地金を買う方が損は少ないという結論になると思います。