こんにちは、「アメブロ」デビューの水守勤三(みずもり きんぞう)です。
よろしくお願いします。このブログの目的は、とにかく“楽しむ”こと。英単語を増やすことや語源を難しい勉強にしてしまわずに、発見する楽しさ、繋がる楽しさを経験にして頂ければ嬉しいです。では、早速始めましょう!
「ビー・エル・エイ・シー・ケイ・ビー・オー・エイ・アール・ディ」
今から数十年前、中学1年生になったきんぞう少年は、blackboard の綴りを覚えようとしました。そして、「ビー・エル・エイ・シー・...」と唱え続けたのです。
当時の努力を讃えるために、俳句を作ってみました。
『黒い板、そのままだよね、ブラックボード』
さて、皆さんは次の単語をどんな風に覚えましたか、あるいは覚えますか。
actually, anniversary, another, audience
これらは、手元にあった英検準2級用単語集の索引から引用しました。
きんぞう少年を登場させましょう。
「another は “another”と覚えました。今なら、不定冠詞の a が other という母音で始まる単語の前なので an になり、結果、an + other = anotherになっている、と言えます」
actually = act + -ual + -ly
audience = オーディオ + -ence
このちょっとしたステップが「当事者」である時には、なかなか見えないと思うのです。
決して、基礎単語だけではありません。1級用単語集の索引から拾ってみます。何が隠れているか見えるでしょうか。
abdicate, affable, altruistic, appalling, aversion
abdicate ← abnormal + dictionary
affable ← fable
altruistic ← alter, alternative, alibi
appalling ← pale
aversion ← version
基となる単語にはある程度の難しさのものも出てきますが、1級を目指す状態にあれば、そう手強い単語ではないでしょう。
このブログは、これから語彙力を付けようとしておられる方にも、既にかなりの語彙を修得しておられる方にも、もちろん、その中間におられる方にも、楽しんで頂けるものにしていきます。
そろそろ、気になって来られましたか。anniversary の説明を飛ばしてきました。
anniversary も分解ができそうです。
次の日本語を英語にしてみてください。
「一年の・年々の・年に一度の」・「千年祭」・「私的年金」
「裏返しても使える」・「全世界・宇宙」・「議論を呼ぶような」
前から順に、annual, millennium, annuity, reversible, universe, controversial
今日は、ご紹介のみにさせて頂きますが、語源を辿ると、
“ann, enn”が「年」を、
“vers, vert”が「回る」 を意味します。
(最後の -ary は名詞を作るための接尾辞です)
結果、anni- + vers + -ary となり、「一年が回ったもの」=「記念日」
そこで、これらの材料を覚えやすくするために、一句作りました。
『一年が、回ったんだね、アニバーサリー』
このブログでは、単語の中によく出てくる部品に、五七五の俳句を添えていきます。
「anni が 年で、vers が 回る、だったなぁ~」という感じで親しみを持って頂けると幸いです。
毎月1日と15日に、新しいブログをアップします。100回を目標にします。お付き合いください。次回は、4月1日です。