クラウス・マケラ指揮パリ管弦楽団の演奏会を聴いた。会場はPhilharmonie de Paris。2023年5月11日。
指揮はクラウス・マケラ
ピアノ独奏はベアトリーチェ・ラナ
曲目は
ラフマニノフ:パガニーニの主題によるラプソディ
ショスタコ―ヴィッチ:交響曲第7番「レニングラード」
チケットを取ったとき、日にちを間違えてしまい、事務局にお願いして日付を変えてもらったという。なんともはや情けない。
さて、当日、客席は空席が見当たらないほどの超満員。マケラの時はそうなるのかも。
一曲目のラフマニノフ。
ラナのピアノはちょっと固い感じがするが、きれいな響きをもったいいピアノ。管弦楽も美しかったが、マケラの踊る指揮に目が行ってしまった。
二曲目のショスタコ―ヴィッチ。
金管、ホルンが倍管で舞台をいっぱい使って舞台上はまさに壮観。
指揮は、ゆっくり目で進み、そのテンポを最後まで崩さない。だから、激しいとこはどこまで巨大なブルドーザーで、強く重い音の洪水を生み出す。
すさまじい音の爆発の連続にくらくらした。
一方、優しいところは、極めて美しい。弦合奏の美しさはもう言葉にならない。
会場は大興奮。本当に素晴らしいコンサートだった。なお、地下鉄の工事運休でホテルに戻るのが大変だった(ストではない)。
(カーテンコールの写真を撮るのを忘れてしまいました)