LXA-OT3でオペアンプによる音の比較をした |   kinuzabuの日々・・・

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stereo誌2014年1月号付録のLXA-OT3でオペアンプを変えて音を確認してみた。
LXA-OT3はすでに以下の改造をしてある。

1.カップリングコンデンサC6,C45を、nichikon Fine Goldに変更。
2.電源平滑コンデンサC21を、1000μF、nichikonn Fine Goldに変更
3.オペアンプ平滑コンデンサC14を、100μF、nichikon Fine Goldに変更
4.出力の平滑コンデンサC70、C78を、2200μF、nichikon Fine Goldに変更
5.出力のLPFのL1,L2,L3,L4を、興和の面実装防磁タイプに変更
6.出力のLPFのXコンC58,C69を、0.82μF、積層ポリエチレンフィルムコンデンサ?に変更
7.出力のLPFのYコンC63,C64,C68,C67を、ポリエチレンフィルムコンデンサ?に変更


改造内容を書いたのは、改造によってオペアンプの評価が変わるから。USB-DACのときにそういう違いを知っていたので、電源や直接音響にかかわる部品をしっかりした上で聴き比べをしてみた。

で、その結果は以下。

MUSE02:トランペットの音が強く、低音も十分で生々しい音。安定していて安心して聴ける
OPA2134PA:音にかすれがあって不安定。音もこもる。
4580DD:極めて素直な音。MUSE02のような生々しさはないが低域から広域まで十分に鳴る。
LME49720:一音一音が際立ち美しく響く。もう少し低音が出たら最強。
LME49860:低音が爆発、トランペットも美しく輝く。音も安定して出る。

この結果、LME49860が一番私の好みであることがわかり、今はこのオペアンプを使って聴いている。テンシュテットやアバドのマーラーは低音の爆発から高音の輝きまでハイレベルの音になり、ハイレゾのルセのチェンバロは音のきらめきが増し、ミンコフスキやヤーコブスの古楽器演奏も今まで聴こえなかった古楽器の震える音がわかる。

低音の爆発、高音のきらめき、高解像度で濁りのない音。すばらしいね。これが付録か!とはいっても、部品を一杯買って、改造に時間をかけて、箱まで作ったので、それなりにコストがかかってしまった。こういう基本的なキットを自分の好みに変えて、音響メーカはこういう音作りをするのかなと思った。それを考えると、できた結果は何万円ものアンプに等しいく、しかも自分の好みのものにすることができるにできる。楽しくて、結果も満足。

ということで、我が家ではこのアンプがメインになってしまった。音源の切り替えはUSB-DACを使う。音源はPCとTVの光S/PDIFしかないので、これで十分。以前から考えていた通りのシステムが出来上がった。

今回は、このLXA-OT3のおかげで、楽しく、結果も満足、家のシステムも思い描いたものにすることができた。何かのきっかけでいろいろ変わることがあるけれど、今回のきっかけはLXA-OT3。いい買い物をしたとつくづく思う。