8、9月に京都で買った美味いもの |   kinuzabuの日々・・・

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 8、9月に京都で買って食べたものをいくつか。


 まず、出町商店街にある『満寿形屋』の鯖寿司。

 結構評判がいいので、買いに行きました。特上を電話で予約したうえで店に行くと、大きな保冷バッグに保冷剤と一緒に入れて渡してくれました。「食べ残したら、竹皮で包んでそのままにしておくこと、冷蔵庫に入れない、ラップもしないように」と言われました。

 さて、持って帰ると、こんな感じ。竹皮には漬け液がたっぷり染みていました。甘酢でしょうか?

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 竹皮を開けると、どーんと一本。これまで見た中でも大変大きな鯖寿司。二人前はありそう。

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 切り分けた断面は、鯖がぶ厚く、美しい。

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 お味ですが、京都にしては強めの味で、鯖も酢飯もしっかり酢がしみて、馴染んでいて、米の味とサバの脂の相性のよさに感激。今まで食べた中で一番美味かった鯖寿司だったと思います。そんなに鯖寿司を食べてきたわけじゃないんですが(笑

 少し残したので、言われた通り、翌朝まで竹皮に包んでおいておきました。朝になっても同じ美味さ。竹皮のありがたさですね。からからに乾いていましたが。



 次に、寺町二条の『末廣寿司』の上ちらし。

 これは毎年買っているので、すでにこのブログにも書いているかもしれません。見た目に美しく、味にじんわりと和みます。京都の味ってなぜこんなに棘がなく、まろやかで皆が馴染んでいるんだろうと思います。具は四季に応じて少し変わります。夏は鱧かな。

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 次は、錦市場の『まる伊』の鱧寿司。

 ここの鱧寿司は鱧を堪能できます。鱧とはこんな魚だと思い知らせてくれます。いつもは二人前ぐらいの鱧寿司が置いてありますが、一人前もあります。電話で予約すればあらかじめ作っておくとも言われました。これは一人前。

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 竹皮を外すとこんな感じ。

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 切り分けて並べてみました。鱧の身がぶ厚いです。

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 実は、7月にも鱧寿司を買ったのですが、その時は、鱧の身のぶ厚さがもう一つだったのです。今回はリベンジ。ぶ厚い鱧の身に大満足でした。



 次も『まる伊』で、鱧の落し。

 これは、鱧のくせのない味が活きます。ただ、癖がなさすぎるので、梅肉だれが出てくるわけですが、この落しについてくる梅肉だれの味が全く鱧と釣り合わないので、私は自家製梅干しを裏ごししたものを乗せていただきます。

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 鱧のとなりの黄色いのは、『三木鶏卵』の特上出汁巻。特上は出汁がしみて他のものと数段上の味です。



 さらにまた『まる伊』ですが、今度は鱧すき。

 よくわからないけれど、鱧の切り身とまつたけを切ったものが皿に盛られていました。食べ方を聞くと、「すき焼きと同じ」だとのこと。ただし、「玉ねぎをたっぷり入れるとうまい」そうです。家でレシピを調べて、出汁を作って、玉ねぎをたっぷりと豆腐を入れて食べてみました。鱧の美味いこと、美味いこと。玉ねぎの甘さが鱧と相性がとてもいい。残った汁も鱧の香り。翌日うどんでいただきましたが、それはもううどんじゃない種類の食べ物でした。

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 なお、まつたけはおまけでしたね。ありがたみがわかりませんでした。




 これからは甘いもの。

 まずは『とらや』の笹栗と栗粉餅。京都限定ではありませんが、好きなので。笹栗は緑色の栗きんとんの中に栗の身の形をした餡がそっと見えます。栗粉餅は黄色の栗きんとんの中に求肥に包まれたこしあんが入ってます。どちらも栗きんとんのとろける味がたまりません。『とらや』のきんとんってどうしてこんなにおいしいのでしょうか?

笹栗
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栗粉餅
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 もう一つ『とらや』で重陽の節句に出るお菓子。これは栗餡を羊羹の餡でつつんだもの。栗の香りが濃い秋は栗ですね。

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 最後に、『出町ふたば』の栗もち。

 9月になると出てくる季節商品ですが、このうまさは格別。柔らかいもちに栗のほっくり感、そして餡子。さらに黄粉が追い打ちをかける。たまりません。でも、高島屋で買うと黄粉がかかってないことに気が付きました。やっぱり出町まで行かないといけないようです。

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 さて、10月になりました。また、おいしいものを食べたいと思っています。