京都の筍 |   kinuzabuの日々・・・

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昨年から京都で筍を買っている。

今年は以下のような筍を買った。

kinuzabuの日々・・・-筍

朝掘りなので糠は不要と言われ、実際に水で茹でてもアクがなくおいしいのだが、今年は少しゆで下限に失敗したようだ。

昨年食べた筍がもう柔らかくて香があって、これが京都の筍か、とうなるほどだったのに、今年は香はよいけど少し硬い。何故こんな違いがでるのだろう?

先日行った昼に定食を出す店のおかみさんは「新しくても糠を入れて茹でた方が甘みが出ます」とおっしゃるし、方向は違うけど、糠を入れるべきだったかもしれない。

後日、大阪の「なにわ翁」で鯛そばなるものを食べた。鯛の刺身が乗っていて、「暖かい汁に浸かってだんだん日が通って来るのを食べるのが旨い」という話だったが、この店にしてはもう一つだな、と思った。

で、この鯛そばに筍が乗っている。これを食べると硬い。京都の筍に慣れていたためか、かなり硬く感じた。つまり、そのとき失敗だったと思っていた筍の方が、「なにわ翁」で出された筍より上だったわけだ。

もちろん、筍は歯ごたえを楽しむものという考え方もあるが、京都の柔らかく薫り高い筍を食べると、そんな話は吹っ飛ぶ。鼻で笑いたくなる。

とにもかくにも、それなりの筍を食べていることは分かった。あとは、もっとうまく茹でる方法を調べなければならない。いろいろ試してみようと思う。