先日まで、おかしなことだと思っていたことがある。
それは、ミラーレスレンズ交換式デジタルカメラで、マウントアダプターを使って、オールドレンズを装着して撮影する、というスタイル。
もちろん、可能なことで、面白いとは思うのだが、中古で20万円から50万円もするレンズである。このようなレンズを5~6万円のカメラを購入するような人が購入して使うのか?と疑問を抱いていた。
ああいうレンズを使う人は、それなりのカメラを買うんじゃないのか?
でも、今日その疑問が氷解した。
それは、それなりのカメラを持ち、いろんなレンズを持っている人が気軽に使うために最新式の安いレンズ交換式デジカメを購入し、所有するレンズを装着して楽しむものなんだ、ということだ。
下から目線で見ていたから分からなかったけれど、上から目線で見たら、なるほど!と思う。
一つのカメラでいろんなマウントのレンズを使えるのは楽しい。ピントをあわせる方式が違っても、また、使えなくても、画像素子が受け取る画像を使って簡単にピント合わせができるし、いろんな測光方式も使える。
カメラやレンズのコレクターにとっては、これほど面白いおもちゃはないのかもしれない。私はMマウントのレンズしか持ってないが、M42マウントとかに興味のあるレンズもあるので、この組み合わせで遊んでみるのも楽しいかもしれない。
まあ、お金に余裕があれば、の話ではあるが。