昨日、京都コンサートホールでポリーニが演奏するバッハの平均律クラヴィーア組曲第一番を聴いた。
バッハではなく、まさにポリーニ!ポリーニの平均律だった。
最初の一音が極めて美しく、前半はせつなくて、甘くて、まるでショパン。
後半は、構築的で、音が積み上げられていく。こちらはベートーベン?
私はバロックは好きだが、バッハはストイックすぎて最近余り聴かなくなっていた。でも、この演奏はバッハだけれど、バッハという気がしなかった。もっとロマン的な音楽。
私はほとんどピアノを聴かないしポリーニも初めてだったから他の人は違う印象かもしれないけれど、大変すごい体験をしたと思う。行ってよかった。