今日は京都。
目的は「出町ふたば」で栗餅を買うこと。
秋に出る栗餅はすごく旨い。
皆豆餅を買うけれど、秋にここに来たら絶対栗餅。
店は4重に列ができてとぐろを巻いていたが、
私達はあらかじめ予約していたので、待つことなく購入。
豆餅を買ったおねーちゃんが豆餅を見てうっとりしていたな(^^
まずは鴨川の河原でできたてを頂く。
餅が形を成すか成さないかその境目ぐらいに柔らかい。
その中に漉し餡。そこに栗の風味が加わると、
めまいがするほどの深い味わい。黄な粉の香りも絶妙。
もう頭が真っ白になる。
食べ終わり、深いため息をついて立ち上がる。もちろん幸せなため息。
夕食後にもう一度食べた。餅は少し硬くなっていたが、
この引きがまたいい。出来立ての柔らかさはすばらしいけれど、
この食感も捨てがたい。
そして餅と餡子と栗と黄な粉の取り合わせの絶妙さ。
一口ごとに、口が、のどが、頭が、狂喜する。
もううなるしかない。
こんなお菓子を毎年食べられる幸せ。
餅と餡子と栗に黄な粉という単純な材料だけれど、
だからこそ大変な手間がかかっているに違いない。
いや、すごいお菓子。最近は雑誌にも出てるけど、
秋の京都に来たならば、このお菓子は絶対はずせない。
ただ、人気があるのと、作る量が少ないので、売り切れ注意。