小さい頃、石が好きでした💕

 

校庭に落ちている

キラキラした透明な砂を集めてみたり


川で珍しい石を見つけて保管していたり


鉱物図鑑も持っていました😆


↑皆さまも同じようなことして遊んでましたか?

 

 





 

今回の投稿は

前後編に分かれています

後編もほぼできているので近日に投稿します💡

 




前編

①ゼオライトってなんぞ?


②ゼオライトと麦飯石違いは?

 


後編

③ゼオライトや麦飯石って

どういうことに使えるの?


④ゼオライトを飲食する

ってどうなの?


⑤ケイ素関連サプリへの疑問

(シリカシンター含む)

 

です。④⑤はあくまで個人的な考え

 

 


 

皆様ご興味あるとすれば後編だけ

かもしれませんが…🤣



前編を知っていただくと

後編の意味が分かります❣️

 

 

 

ウンチクっぽくならないように

書きたいけどダメだろな…💦

 

石好きの元子供🧒🏻

何やら熱心に話しているゾ


と思っていただければ

少しは読みやすいかもしれません!笑

無理かぁ〜🤣

 

 



長いので、大きい文字をザザッと読まれて、気になるところがあれば止まっていただければ幸いです

 

ではでは、スタート!

 

 

ゼオライトってなんぞ?

 

 

まずは

 

鉱物岩石の違い、わかりますでしょうか…?





 

鉱物というのは

自然にできた無機質の結晶(つまりは石)のことで

決まった化学式で表すことができます

ここが重要なところ

ゼオライトは、鉱物です。

 

 

岩石というのは、

様々な鉱物が混在している鉱物の集合体のことです

特徴的な色や形や性質をみつけては、

「こういう石を**石と呼ぼう」と定めます

  

岩石には特定の化学式はないですが、

組成(どんな元素がどれだけあるか)を

解析することができます


例えば麦飯石は、岩石です。

(”きららの石”も、岩石です。)

 

 

 




 

ゼオライトとはなんぞ?ですが

 

ゼオライトとは沸石という鉱物のことです。

 

沸石類にはとても多くの種類がありますが


日本で「ゼオライト」というとモルデナイトを指すことが多いです。

 

 

 



昨今はケイ素が話題ですが、

 

ケイ素というのはSiという元素

のことです。



地球上にありふれていまして

ぜーんぜん珍しい元素ではないです💡


 

例えば


 

石英という地球の地殻の大部分を占めている鉱物がありますが、


その化学式はSiO2です。


ケイ素(Si)がひとつに対して酸素(O)がふたつ。


Si : O = 1:2の比率です←ここポイント

石英のなかでも不純物が極めて少なく透明なものが水晶

 



 

ゼオライト(沸石)は


石英のケイ素(Si)の一部が

アルミニウム(Al)に置き換わったものなんです。


ウィキペディアかな、多分、、画像お借りしました

 


 

ケイ素とアルミニウムを足した数と酸素が1:2

の比率になるのがゼオライトの定義のひとつです。

(Si+Al) : O = 1 : 2

 

日本のゼオライト=モルデナイトは

おおよそ

(Na,Ca,K2,Mg)4   [Al8 Si40 O96]28H2O 

のような化学組成です

 

丸かっこ内は陽イオンの状態で結合している元素の例

ゼオライトは水分(H2O)を多く含みます


上記のうち[Al8 Si40 O96]


アルミニウム個+ケイ素40個=48

酸素=96

 

で、


(Si+Al): O = 48:96= 1 : 2


の比率になっていますよね♡





 


 

ゼオライトは


上記の図の通り


アルミニウムがマイナスに帯電しているため

常に何かの陽イオンと結合する性質を持っています


(天然石なので採掘場所などによって異なりますが、通常は、鉄、カルシウム、カリウム、ナトリウムなどの陽イオンがくっついています。)


なかでも、より結合しやすい陽イオンというのがありまして、日本の天然ゼオライトの一般的な陽イオン交換順が、下記になります。



↓ネットからお借りしました



水中にゼオライトを入れたとき、仮にセシウムイオンが近づいてくると、現在結合しているカルシウムイオンなどを手放して、優先度の高いセシウムイオンと結合します。


優先度の高い陽イオンは手放されにくい(吸着・固定化)ので、これをもってセシウム除去にゼオライトが利用できる、ということになります。

 

ただし、イオン交換能に特化した利用は、人工ゼオライトの方がメジャーかもしれません。特定の陽イオンが結合するように作られた人工ゼオライトが、工業水の浄化や、洗濯洗剤の成分など(汗のしみた服から出るカルシウムを吸着して石鹸カスを防ぐ)、さまざま活用されてます。




 上記は、いわば電気的なイオン吸着能力についてですが、もうひとつ物理的な吸着能力もあります。



 

ゼオライトは超微細な孔(あな)が規則的に空いています(多孔質構造)。


それらの微細な孔に水中の様々な物質が物理的に吸着されますし、孔を通すことにより水分子が細かくなるので、水の不純物が除去される&水が軟水化する(ミネラルが少なくなる)&きめ細かくなります。



この性質を利用して、


有害重金属の除去


水質浄化(アンモニアなど吸着)


放射能除去


軟水化


など、様々な分野にゼオライトが活用されています

 

 



ゼオライトと麦飯石などの違いは?

 

 


①の説明では

「ケイ素たっぷりアルミニウムそこそこ」(ケイ素5個に対してアルミニウム1個)が酸素を介して結合している石=ゼオライトでした。

 

 

  




じゃあ麦飯石はというと、

 

石英斑岩という岩石の一種です。

 


麦飯石は、鉱物の集合体である岩石なので、


複雑で多様な構成元素が存在しますが、


やっぱりケイ素(SiO2)が主です。

 

例えば、とある学会誌の1ページですが、

 

 


 

 

こちらを見ると、


麦飯石は


ケイ素(SiO2)が全体の約70%を占めるのがわかります


アルミニウム(Al2O3)が約14%

(どの元素も酸素と結合しているのは話せば長いので無視してください)




他の麦飯石のページでも当然ほぼ同じです


 

 


つまり、麦飯石もゼオライト同様に「ケイ素たっぷりアルミニウムそこそこ」で、

 

それに加えて、微量な多種ミネラルで構成されている岩石です。(微量な多種ミネラルは、ゼオライトとは異なり陽イオン状態で結合しているというより、石の構成元素として存在しています。)

 





ちなみに、もうひとつ、


私はフォーユーさんの「きららの石」を持っています。「きららの石」は商品名ですが、同じくケイ素が主たる構成の岩石です。


「特定地域でとれる特定の特徴を持つ岩石」を、販売者さんがなずけたものと思われます。

 

販売元さんの説明書(いまもあるか分かりませんが、ネット上で拝見したもの)を見ますと、麦飯石と近い岩石と分かります。袋の裏に種類が書いてあったかも(捨ててしまった)。花崗斑岩だったか…な…??

 


 上記の部分アップです見にくいけど💦




あくまでこの説明書によるとですが


麦飯石よりも、ケイ素(SiO2)の割合が高く、アルミニウム(Al2O3)の割合が低めで、やはり微量の多種ミネラルで構成されている岩石です。

上記資料によりますと比較対象の他岩石と比べて遠赤外線の放出が多いなどの特徴を持つようです。

 


つまり、きららの石も、

「ケイ素たっぷりアルミニウムそこそこ」と、微量な多種ミネラルで構成された石、なんです。






はい、つまり、

 

 麦飯石(や、きららの石)もゼオライトと類似の性質があります。

ということは用途も似ております。

ただ、岩石は鉱物の集合体のため、構成物や性質が複雑なので、ゼオライトのように工業的利用はあまりされていないと思います。







ここまでで前編終わりますが、

 

 


じゃあ次に気になってくるのは


 

*ゼオライトも麦飯石も(きららの石も)、アルミニウムが入っているみたいだけど大丈夫なの

→どういう使い方かにもよりますが、基本、大丈夫です

 

*細かい説明はお腹いっぱいだよ!結局それぞれ何に使えるの?

 

ということですよね🤣笑

 


それを後編に説明します

 

 

 

 つづく❣️

 


 (岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室さんの地球の岩石図鑑とか…こんなの覗き見れるネットってスゴイ↓)