大学生の息子、もう最近は何をしているのか、どこで生きているのか謎です。

そもそも単位も取れたのでしょうか?謎です。

本当にすべてが謎で、、、

かと言って、いろいろ調べる気にもなれないですし、すべて、「本人曰く○○」ということを

信じています。

 

夏休みは、普段のバイト+タイミーでのバイトをこなし、とにかくよく働いています。

私も学生時代とにかくいろんなバイトをしました。

息子にも学生時代、遊んでもらいたいし、バイトもしてもらいたいし、恋もしてもらいたい。

もちろん勉学が一番の主軸ではありますが、いろんな経験をする4年間であって欲しいと思っています。

 



そんな息子が、

「ねぇ、、履歴書これでいいと思う??」

 

と聞いてきたので、履歴書??

 

「そういえば、今までのバイトの時はどうしていたの??」

 

と聞くと、今までは登録制のバイトで、履歴書不要だったり、ネットでエージェントを通して登録する形だったから、

改めて履歴書を書くのが初めてということのようでした。

 

ネット等でいろいろ調べたようでしたが、最終チェックをして欲しいと。

 

ほほ~~、なるほどねと、見たところ、

職歴欄に今までのバイト歴(現在のバイト)を書いている!!

 

え?バイトって職歴なの??違うよね??

 

と思って、そこは職歴 なし と書き直させました。

 

私も、就職活動やパート等で履歴書を書くことは多々ありましたが、正直言って履歴書はメンドクサイです。

パートの面接で個人情報をさらけ出すときに、学歴ってすごく邪魔だなぁと感じることがありましたし、

長所や短所に志望動機に、自己PR…。

字面で表現することはなかなか難しいなと常々感じます。

 

夫はよく、「使わないなら学歴交換してよ」と言っていた時期がありましたが、

そうだよな、、どうぞどうぞ、お使いください…と正直思っていました。

 

新卒ならまだしも、パートになると、こんな田舎のパート面接では、非常に邪魔で邪魔で。

履歴書を書きながら何度詐称しようと思ったことか。

 

都内4年制大学卒 じゃダメなのかな・・・。

学部?文系学部です。 程度に・・・。

 

ましてや今は私文なんて、ゴミ??みたいに思われる世の中ですし、なんだかなぁ・・って笑ってしまいます。

 

もっというと、職歴を書くと、専業主婦10年が非常に重たい・・・・。

 

「専業主婦されていたのですか??何されていたんですか?とか、ご主人は??介護は??」とか・・・。

 

はぁ・・・。やれやれです。

 

ただ、そこが急変したのは、逆にここ数年の仕事の面接では、

学歴と専業主婦10年と子育てがっつり&子供の人数がうまくプラスに見えるようで

マイナスなダメージやメンタルをそぐられる面接での質問は受けずに今に至ります。

 

両親ともに親が元気であることもどうやら私の価値??が+のようです。

子供たちが大きいことも+??のようです。

 

そうなんだなぁ・・・って。

 

 

今の仕事は有資格者でやる仕事ではあるのですが、これまた資格が厄介と言うか・・・。

手に職をということで資格は大事なことだとは思うのですが、資格があればすべて許されるのだろうかなぁ…と思うことも多々あり・・・。

 

現場では、「○○の資格がないから」と資格を理由に仕事をきっぱり分けられたり、同僚の方でも、

○○の資格があるからいいですね!!と言われて、○○の資格がないことを理由に自分はできない人間だと凹む方もいて、


そうかな??と思うことは正直あります。

 

国家資格でもないし、普通に誰でも取れる資格だし、私からすると当たり前の資格だったのですが、

なぜか社会のイメージもよくない資格で、さらには、どんどん誰でも取れる資格に格下げ中です。

 

娘たちにも手に職をつけてほしいし、何か資格を得て有資格者となり、妊娠出産子育てという一番ハードな時期でも、

資格をお守りに生きて行って欲しいとは思いますが、それが活かせるかどうかなんて正直分からないし、タイミングだし、

資格ありきですべてうまくいく職業や人生なんてあまりない気がしてしまいます。

 

女性が手に職をつけて自立した生活をしていくのは賛成ですし、機会均等いろんなことに差別を受けずに活躍していくのは素晴らしいことですが、だからと言って、資格資格といって単なる資格ホルダー、マニアになってもそれはそれで自己満足でしかない?とちょっと思ってしまいます。

 

たぶん勉強が好き?資格を取るのが楽しい?というか、資格を取る過程が面白く、努力家であるという証明には確実になりえますが、それだからといって、食っていけるわけでもなく・・・・。

 

もちろん無いよりもあった方がよいですし、決してマイナスにはならないと思いますが、

そこが難しいんですよね。


アイテムを増やすことは生きていくうえですごく有利だけれども・・・・・

 

さらに、言語だって、多数の言語を操れることは有利ですが、そこから先、またいろいろとそれだけじゃ・・・という世界なんですよね。

 

常に向上心は忘れず、時代の流れをよく見て、そこに身をゆだね、自分がどうやったら自分のポテンシャルを活かせるかを考えて、自分を磨きながら、自分を知れるのか、そこが大事なのかなと最近になって考えるときがあります。

 

あまり無理をし過ぎず、自分と言うものを大事にしていった方が自分もハッピー、周りもハッピーかなと。



そのためには、やはり、様々な経験をすることが人を広く深みのあるものにしていってくれるのかもしれません。

 

今、子供たちは進路を決定したり、または、将来の職業を考えたりしているようですが、

若いのだから紆余曲折あってもいいし、ああでもない、こうでもないと失敗をいっぱいして欲しいなと思っています。

 

全く何も期待もしませんし、世話になる気もさらさらございません。


言い方に語弊がありますが、親の期待と不安を全身に受け止めて自分の人生を決めなければいけないなんて、そんなの彼らの人生には関係ないですし、気の毒でしかありません。

 

将来の不安がない人なんていないでしょうし、そこは切り離して、子供が前を向いて自分で舵取りしながら進んでいく航路をそっと見守りたいです。

 

親の胆力と言う言葉がありますが、親は木の上に立って見てるくらいしかできない、字のとおりだなぁと。

 

息子の履歴書には本当に資格もなければ(運転免許すら持っておりません)、

これとて輝かしいものはありませんが、

ですが、

彼自身の魅力はいっぱい詰まっているような気がしています。

 

そこに何も書けないにしてもそれはそれでヨシですし、彼が今後の人生でいろんな行を追加していってくれるといいなと思っています。

 



ちなみに、面接はどうだったの??と聞いたところ、

 

○○の質問をされたから□□だと答えたよ

 

というので、

 

いつの間にそんなことが言えるようになったんだろうなぁとちょっとほろっと来てしまいました。

 

自己PRには高校3年間ほとんどを費やした彼の時間について書いてあり、

彼の持ち前のコミュニケーションと行動力と好奇心を上手く絡めながらそれなりに??書いていました。

 

採用側の求める条件と、働く側の条件がマッチすることはすごく難しいけれど、

アルバイト経験等々も一つの人生経験にこれから先も彼らしく生きていってほしいなと感じました。