そういや、、、

息子がちょっと他の子と違うなと思ったのが3歳前くらい。


当時住んでいた地域で、引っ越しで環境が変わったからなのか、周りに同世代の子があまりいなかったから私と二人っきりだったことが多かったからか、

あれ??この子はしゃべらないの??


と思って、3歳児検診で相談をしました。


多少はしゃべるものの、いまいち意味不明なことが多く、


「お名前は?」


と聞くと、


「バナナ食べたい」


言ったり、いきなり、


「みんなーコロッケ食べるよー」


と言い出したり…。みんなって誰??


誰もいませんけど??


と。。


2番目の長女の妊娠中や産前産後、実家の母が手伝いに来てくれてたときは祖母(実母)とお話することはあっても、お友達とのやりとりが微妙…。


一人目だし、私も何が正常かよく分からなかったけど、とにかく落ち着きはないし、じっとしてるのが苦手で、私の言うことがいまいち理解できない感じに思えました。


当時住んでいた地域は今より田舎で、

手厚い子供への支援があって、言葉の教室で遊んでもらったり、育児サークルのようなところに出掛けて行ったり、同じような子たちと触れ合わせたりして、一時保育の保育園も使って、必死にワンオペを乗り越えてました。


また、言葉もそうですが、よく体調を崩し、

弱いショボーン熱性痙攣もやってしまい、

入院も2回。


その後、引っ越しもあって東京で私立幼稚園の年少さんに入りました。

その地域は公立ではなく、みんな私立の幼稚園らしく、3年保育が主流とのこと。慌てて近くの幼稚園に入園しましたが、やはり、、幼いし、周りと比べ、じっとしてないし、意味が分かってないガーン


これ、、結構凹むことで、周りの子や大人っぽい同級生女子がとてもじゃないけど同い年には思えませんでした。


その後またお引越しショボーン

今度は公立の幼稚園もある地域で、2年保育もあると聞き、引っ越しのタイミングもあって、3年保育の年中にあたる年少から入園させました。


それまでは長女と私と3人でひたすら遊ぶ。


公園行ったり、出掛けたり。


妹が遊び相手なので特に遊び相手に困ることはなく過ごせたのも、年が2歳差で近かったからと、

長女が女の子で言葉も早く理解も早く一緒に遊べる精神年齢だったからだと、今にして思います…。


公立幼稚園では、、やっぱりゆっくりさん。

何をするにも。手先も不器用。

字もろくに書けず、やっとかっとひらがなは読める書ける程度で小学校に入ったくらいでした。


読み聞かせはしていたのですが、

知的にすごく遅れているというよりも、なんか独特の個性?を感じていました。


小学校でもカラーテストで恐ろしい点数は取らないし、何かが著しくできないわけではないけれど、字は書くのが遅く、板書が苦手で漢字が苦手で宿題に苦戦ショボーン笑い泣き


とにかく「書く」ということが億劫で嫌いなご様子で、字がまともに読めませんでした。


運動も苦手で球技もダメ、縄跳び、跳び箱もダメ、走るのも遅く、とにかく全てにおいて運動ができない感じでした。


算数、計算ができなかったり、九九が覚えられなかったりということはなく、比較的数字には強い感じでしたが、すこぶる強いかと言うわけでもなく、まあ普通。


友達とのコミュニケーションも難しい感じで、

仲良くなる子と苦手な子がはっきりしていて、どちらかと言うと、ジャイアンタイプに言いくるめられたり、言葉が達者な女子に泣かされてたし、うまく表現ができずに迷惑をかけることもあったようです。


悩みに悩んだなぁ、、あの頃は。


いろんな検査もしたいと思ったし、

下の二人が普通に見えてしまい、もっと言うと、長女が勉強では抜かしてしまうのでは?という焦りすらありました。


今思えばあの頃、もっと違う視点で見てあげていれば違ったのかなと。


今で言うと発達障害だったり、数々の言葉が一人歩きしますが、


うちの子がそれに当たったのか、グレーなのか、普通なのか今でもよく分からないです。


ただ、人よりゆっくり成長したのだなとは、確実に言えます。


息子と普通に話せるようになったのはやはり、中学後半から高校にかけて。


特に高校時代は周りの友達の刺激も大きかったようで、1番成長した時期かもしれません。


もっと言うと、精神年齢がやっと実年齢に追いついたのかも。



それまでは本人も自分がよく分かってなかったと言うくらいなので、モヤがかかっていたのだと思います。


今は普通です。

勉強は苦手でしませんが、会話やコミュニケーションは問題ない気がします。


むしろコミュニケーション能力は3人の中で1番高いくらい。


よく喋りますし、会話も成立します。


人間、何がどうなるか分かりませんし、

学力が全てではないとは思います。


人として問題ない行動をし、

自分の好きなことが見つかって楽しく生きれるのであれば、それが1番でしょう。



たまに

次女の小学校の同級生の話を聞くと、

男の子の笑っちゃうエピソードは多く、


うんうん、そう言う時期よねと。


今でこそ思えるのです。


男の子って人にもよりますが、

やっぱり実年齢より幼い子が多いし、あとでぐーんと伸びるのでしょうね。


女子はそう言うのはあまりなく、

やっぱりお姉さんっぽい子が多いし、極端に幼い子は少ない気がします。


男女の差って面白いですよね。


高校以降は同い年で比べる、比べられることも減り、社会に出ていけば混ぜて見られます。


みんな違ってみんないいとは言いますし、


「個性」なんでしょうし、

いろんな人がいていいと思います。


やっと力が抜けた気がしました。




昨日は参列する他の保護者、特にママたちを見て、


あぁこの人たちは私と同じように


2005年2006年の同時期に妊娠出産をして

大事に大事にこの子達を育ててきた仲間なんだよなぁ、、


ここまで育てるのって大変だったよね。


でも、楽しかったよね。

私たち、頑張ったよね??


ってこっそり思いながらすれ違ったりしました。


(息子の高校はマンモス校で、文化部だったし、何か保護者で何かするということもないし、

高校生の母のつながりは特になかったです。

保護者会はあっても、ランチ会などもないし、

知り合いのママは、同じ中学から行った一人くらいかな照れそもそも、子供達が小さい時のように特にママ友は不要ですしね。)



赴任先に戻る夫に、


「どうだった?卒業式。」


と聞いたら、


「18年 やっとここまできたって感じ。

成長したよなー。」


と言って帰って行きました。


昨日の帰り道、

海に寄っていい??


と言われてちょっとだけ海を眺めていた夫


何を思っていたんだろうなぁ。