彼が歩んできた道に


いつも栄光と挫折があって


それがいつも必然で


意味のあることだとしたら・・・



彼を、いつも一番近くで見守っていた人が


「全てのことは必要なこと」と言ってたように


そう、あの時のように今回の痛みもまた


なるべくして、あるべくして


神が彼に与えたものだとしたら



あの日氷上にいた彼は


一番高いところに立たなくてはいけなかったの?



いえ、一番高いところには届かなかったけど


奇跡は起きなかったけど


それも意味があると思ったの



彼の最高の笑顔を見られたと思ったから


それが答えだと思ってた


彼の演技に魅了され 彼を称えて満足して


自分を納得させようと思ってた



これから彼がどんな決断をしようと


心の準備をしようとしてる私がいた


もう十分 もう足を、自分を痛めつけないで



でも、彼はフィギュアの神の申し子


今まで数々の伝説を残してきて


神が彼をこのままこの場所に


置いてきぼりにするわけがないと思えてきたの



そのためにはまだあの時は


一番高い所に立つべきではなかったと



いや、彼の栄光にゴールがあるとしたら


それは一番高いところに立つことではなくて


彼自身が、全てを出し尽くしたと


言えることかも知れない



そう、きっと彼もまだ満足はしていない



だから、神様どうか 彼の足を治して お願い


その後で彼がどの道を選ぶかは


彼にしかわからないこと



仕方なく片方の道を選ぶしかない終わり方なんて


彼の今までの偉業の果てにある終わり方じゃない


そんなの酷すぎる



ねぇ、どうかフィギュアの神様!


ただ、彼の足を治して!


お願い!