凄く久しぶりのブログになります。

 

最近は活動の内容をスマホからFacebookやYoutubeに直接あげてしまうことが多く、

ブログを使うことが少なくなってきてしまいました。

現在NPO法人R.I.Laでは、里山の野生動物達の調査として、

埼玉県日高市の里山にトレイルカメラを設置して、

動物達の様子を撮影したり、里山の麓に日本ミツバチの巣箱を設置して、

日本ミツバチの保護活動を実施しております。

その他には東大和市内の地域猫保護活動など。

 

昨年からスタートした日本ミツバチの保護活動は、もともとは野生動物の保護活動を

行う過程で、山や森から野生動物達が住宅地や農地に下りてきてしまい、

農作物を食べてしまったり、空き家や住宅の屋根裏に住み着いてしまったりと、

人々と接する機会が多くなって、野生動物たちが害獣扱いをされ、

時として駆除されてしまうことに心を痛めていたところ、

野生動物達が住宅地に現れて食物をあさる原因は、住んでいた森や山の荒廃に起因して、

主に生息地での餌となる木の実や昆虫などが少なくなってしまっていることにあること、

特に私たちの住んでいるエリアでは、身近な森のある丘陵地で、

ここ数年間、ドングリが不作となってしまっていて、

ドングリの木はまだ生えていて、花の咲いているが実がならない、という状況が続いているということ、

その原因は、森の植物の花々を受粉する役目を果たしているポリネーター(受粉者)としての昆虫類、

特に花蜂達が激減している、という現状に行き着いたところから始まりました。

 

奈良県にNPO法人ビーフォレストクラブという団体があります。

この方たちは日本ミツバチの保護活動を実施しており、

巣箱を無償貸与する方法で、日本ミツバチを保護していく活動をされています。

彼らの考え方、活動に共鳴し、

関東エリアでも活動できないか、ということから、

私達の日本ミツバチ保護活動はスタートしました。

 

まだ活動は始まったばかりですが、

すでに埼玉県の日高市で4組、20個の巣箱が、

その他近隣のエリアでも、東京都の八王子市、小金井市で各5個の巣箱が、

この春より設置され、日本ミツバチの保護活動がスタートします。

 

NPO法人R.I.Laでは、このメンバーたちと、埼玉ビーフォレストクラブというチームを立ち上げて、

年数回、日本ミツバチの生態や飼育に関するセミナー、巣箱の設置と制作に関する研修会を、

NPO法人ビーフォレストクラブと共同で実施していく予定となっています。

日々の活動は、FacebookやYoutubeで日々開示していきます。

埼玉ビーフォレストクラブ

 

(1) ビーフォレストクラブ埼玉 | Facebook

NPO法人R.I.La Youtubeチャンネル

身近などうぶつたちと里山の夜 - YouTube

 

是非ご注目ください。

 

こんにちは。

 

すごく久しぶりの更新になってしまいました。

最近はスマホからfacebookに直に活動の様子を上げてしまうことが多くなって、

プログを書くことがなんとなくおっくうに・・。

今回はNPO法人R.I.Laからのお知らせです。

 

NPO法人R.I.Laでは、12月1日より飼い主のいない猫さんのTNR用捕獲器の貸し出しを開始致しました。

 

そろそろ猫さん達の繁殖のシーズンになります。

地域猫のお世話をされている方の餌場では、ルーキー猫さんが訪れる季節です。

NPO法人R.I.Laでは、TNRを目的として飼い主のいない猫を捕獲する方を対象として捕獲器を貸出します。

 

チラシをアップ致します。

貸出には条件があります。

下記の捕獲器貸出書の注意事項に同意していただくことが必要です。

基本的には東大和市蔵敷の捕獲器保管場所に取りに来ていただける方が対象となります。

貸出をご希望される方はまずはお問い合わせください。

TEL 042-562-1935(内野)まで。

宜しく御願い致します。

 

 

こんにちは。

 

2016年もあと数時間になりました。

今年のNPO法人R.I.Laの活動報告として、多摩川調査プロジェクトのリネン布による多摩川の本流並びに水再処理センター排水口の流水内の放射性核種調査の結果をお知らせしたいと思います。

 

このプロジェクトはたまあじさいの会の皆さんと共同で実施しているプロジェクトで、

多摩川の水の中に41cm幅 x 155cmのリネン布を3日間浸漬して

その後乾燥させたものをNPO法人市民放射能監視センターちくりん舎さんのゲルマニウム半導体測定器で測定した結果になります。

 

従いまして単位はBq/kgですが、重さは空くまでもリネン布の重さとなり、

水1kg当りの放射性核種の含有量とは異なります。

あくまでも相対的な数値として捉えて頂きたいと思います。

現在では夏と冬の年二回、最上流の一之瀬渓谷から、河口の干潟まで定点観測を実施しています。

 

では、測定結果です。

水再処理センターのある中流域だけでなく、

玉川上水取水口のある羽村の堰より上流部でも、水質内から放射性セシウムが検出されています。

 

調査は全て同じ日の同じ時間に浸漬を開始し、回収を行っていますが、

川ですから、当然上流と下流とでは流れている水が異なります。

従いましてあくまでも相対的な結果として捉えて頂いた方がよいと思います。

 

この調査は2017年も継続して実施する予定です。

 

こんにちは。

 

先日ハゼの捕獲と共に実施した江戸川放水路の干潟土壌の放射性核種の測定結果が出ました。

 

 測定結果をご連絡する前に、私達R.I.Laが仮説として想定している東京湾奥の海底土壌の状況について説明したいと思います。私達が想定している東京湾奥の状況は次の通りです。

 この仮説は海底土壌の汚染の状況の割にはその場所に生息する魚介類への放射性核種の移行が少ないこと、干潟の土壌を掘り下げると必ずと言ってよいほど嫌気性のヘドロの層に到達すること。河口付近の海底にはその表面に必ず流砂が存在すること。夏場に北風が吹くと起こる青潮は、流砂を浚渫をしている航路の周辺から起こることなどから推測されるものです。

 

■仮説1

東京湾奥の大規模河川河口域における放射性核種、特に放射性セシウムによる汚染に関しては、生体の生息する溶存酸素を含む流砂の層には放射性セシウムは定着しておらず、その下に堆積する嫌気性のゼオライトを含む汚泥の層(ヘドロ)に放射性セシウムは堆積しているのではないか?

■上記より導きだされる仮説2

仮説1より、東京湾奥の生息する魚介類は直接放射性セシウムにより汚染される機会が少ない状況で生息しており、その結果海底土壌が放射性核種により汚染が進んでいても、魚介類に放射性核種が接触することが少ない状況となっているのではないか? また浚渫作業などによって流砂が除去された箇所については、海底付近は貧酸素状態になっており、魚介類が生息できない環境となっているのではないか?

■上記より導き出される仮説3

更に放射性核種を定着させているゼオライトを含む汚泥の層には、嫌気性菌である光合成細菌などが大量に発生しており、放射性セシウムはこれら光合成細菌などの細菌類により、カリウムとの錯誤により菌類の体内に取り込まれることで、好気性の流砂の層に再度流出することが防がれているのではないか?

 

というものです。

実際には河口の海底の土壌については、採取することがかなり難しいので、

河口の海底に近いと思われる通常の潮回りでは水面下にあり、場所も河口付近に存在する干潟の土壌を調査して、本当に上記仮説の様に表土よりもその下に存在する嫌気性のヘドロの部分の方が放射性セシウムの含有量が多くでるのがどうかまず見てみたい、

ということで、今季より本格的な調査の前のフィジビリティ・スタディとして、

比較的簡単に上陸することが可能な干潟から、まず土壌を採取してみよう、ということになりました。

 

まず多摩川の河口干潟です。

場所は六郷橋の下流の川崎市側。

広大な干潟が広がっており、その多くは葦が群生しています。

今回はこの葦の間の土壌を採取したのですが、これがちょっと予想と異なりました。

深く掘り進んでみても、嫌気性のヘドロにたどり着かないのです。
おそらくは葦の群生により、ヘドロが浄化されてしまったか。

まずは、標準化した深度の表土と表土から15cmの深さで土壌を採取しました。

 

次に江戸川放水路です。

江戸川放水路は一見川の様ですが、まったくの塩水の水路です。
通常は淡水は全く流入してきません。

従って潮の満ち引きに忠実に干潟が現れます。

丁度この橋の下の部分。

この写真は満潮時のものです。干潮時にはセンターの杭の下の部分まで潮が引きます。

今回は多摩川河口と同様に表土と表土から15cmの深度で土壌を採取しました。

こちらの干潟では、15cmの深度でもかなり嫌気性に近い状況が見られました。

所謂ドブのにおいというか、ヘドロ臭がかなり強い土壌が出てきました。

 

測定結果です。

多摩川河口干潟が、表土がCs137が8.1Bq/kg、深度15cmが9.1Bq/kg、

Cs134は共に不検出。

江戸川放水路干潟が、表土でCs137で4.6Bq/kg、深度15cmで15Bq/kg、

Cs134が表土が不検出で、深度15cmは2.4Bq/kg。

 

どちらも仮説通りの結果となりました。

そしてやはり嫌気性のヘドロ部分が多く含まれるほど、放射性セシウムの量が多くなるという結果がでました。

 

但しまだまだ予備調査の段階。測定箇所もたった二か所ですし、

この先他の干潟や同じ干潟でもより河口に近い場所、更には沖合に存在する干潟ではどのような数値になるか測定を重ねてみないとわかりませんね。

でも、検体を採取していると、なんとなく状況が推測できるものです。
今の状況だと、仮説が正しい感じがしています。
 

今月中には、江戸川放水路の沖合に位置する三番瀬干潟にボートで上陸をする予定でいます。

こちらはまず操船のトレーニング。干潟にボートで近づくのは実は非常に危険な行為なのです。常に座礁と乗り上げ事故と背中合わせの操船になります。

更にこの時期は、干潟の周りには海苔ひびが立始めます。先日も富津の岬付近で乗り上げ事故があったとマリーナで注意喚起がありました。
まずは慎重に。安全第一で。

 

こんにちは。

皆さんの家の周りには飼い主がいない猫たちはいませんか?

お庭がトイレかわりにされてしまったり、繁殖シーズンに大きな声で鳴きまくってしまったり・・・・。
可愛い猫たちですが、猫が好きな方たちばかりではなく、
猫たちのことを迷惑だと感じている方もおられると思います。

飼い主のいない猫たちと共存していく方法として、「地域猫対策」があります。
東大和市では、来月の8月28日にNPO法人ねこだすけの代表理事の工藤さんを講師に招いて、
地域猫セミナーを開催します。

場所は南街公民館です。
東大和市駅から歩いて5分ほどの場所になります。
申込は無料となっていますので、ぜひご参加ください。

NPO法人R.I.Laでは、この活動を全面的にバックアップして行こうと考えています。
地域猫活動をしている方達ノフォローだけでなく、
如何したら不幸な猫たちを減らしていくことが出来るか、
根本的な問題や、行政と市民の協力で何ができるかなども考えていきたいと思います。

今回のセミナーも、東大和市は協力して頂けています。
ぜひ一度猫たちのこと、考えてみて頂けませんか。