こんにちは。
2016年もあと数時間になりました。
今年のNPO法人R.I.Laの活動報告として、多摩川調査プロジェクトのリネン布による多摩川の本流並びに水再処理センター排水口の流水内の放射性核種調査の結果をお知らせしたいと思います。
このプロジェクトはたまあじさいの会の皆さんと共同で実施しているプロジェクトで、
多摩川の水の中に41cm幅 x 155cmのリネン布を3日間浸漬して
その後乾燥させたものをNPO法人市民放射能監視センターちくりん舎さんのゲルマニウム半導体測定器で測定した結果になります。
従いまして単位はBq/kgですが、重さは空くまでもリネン布の重さとなり、
水1kg当りの放射性核種の含有量とは異なります。
あくまでも相対的な数値として捉えて頂きたいと思います。
現在では夏と冬の年二回、最上流の一之瀬渓谷から、河口の干潟まで定点観測を実施しています。
では、測定結果です。
水再処理センターのある中流域だけでなく、
玉川上水取水口のある羽村の堰より上流部でも、水質内から放射性セシウムが検出されています。
調査は全て同じ日の同じ時間に浸漬を開始し、回収を行っていますが、
川ですから、当然上流と下流とでは流れている水が異なります。
従いましてあくまでも相対的な結果として捉えて頂いた方がよいと思います。
この調査は2017年も継続して実施する予定です。