映画「私はモーリーン・カーニー」 | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

こんにちは、古布リメイク・デザイナー あきやま幾代です。
 
 
 

映画「私はモーリーン・カーニー」正義を殺すのは誰?

フランスで起きた実話に基づくとても重いテーマの映画です。

 

ーー世界最大の原子力発電会社で秘された大スキャンダルが明るみに。

 5万人の従業員を守ろうとした彼女に何があったのか?

 

 

イザベル・ユペールが、仏総合原子力企業アレバ(現オラノ)社の

CFDT(フランス民主労働組合連盟)代表モーリーン・カーニーを演じる

国家的スキャンダルを背景にした社会派サスペンス。

 

会社とその未来、そして従業員の雇用を守るため、

中国とのハイリスクな技術移転契約の内部告発者となったモーリーンが、

自宅で襲われるという肉体的、精神的暴力と、

それを自作自演だとする精神的暴力に対し、

屈することなく6年間闘い続け、

無罪を勝ち取るまでを描いた実話の映画化だ。

 

 

世界中に利権が渦巻く現代社会、、、

アチコチで勇気ある映画制作陣の権力を告発する映画が発表されていることに、

衝撃を受けては勇気と希望が湧いてくるのです~❤

 

 

しかし、視聴するにもある程度の覚悟が必要です。

体力・メンタル共に安定していないと、かなりシンドイ作品です…('◇')ゞ 

特に女性にとっては。 倫理的勇気も必要です。

 

 

意識を共有する友人と視聴してヨカッタ~❤

 

 

追記:社会や組織における女性、政治と経済の権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国問題、夫婦の関係など、今の日本にも共通する問題が、モーリーンを軸にサスペンスフルな展開で浮かび上がってくる本作は、今年3月にフランス本国で公開され大ヒットした。

 

映画『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』は、

2023年10月20日(金)より全国順次公開。

 

 

「シモーヌ」と勘違いして見に行ったのですが、

これはとても強いメッセージのある映画でヨカッタ。

 

出ずっぱりのイザベル・ユペールの青白い肌に

深紅のルージュが際立つ。

こんなに強烈な意思を感じる赤は初めてかもしれない。

 

そして、無造作に束ねられたシニョンの素敵な事~❤

 

とても華奢で小柄な俳優さんですが、

凛とした姿にピンヒールとルージュが良く似合う!

 

フランスを代表する俳優です。

 

ところで、映画の中に実名で出て来た水道のヴェオリア社

かつてのフランスで水道民営化した結果水道の価格高騰とサービスの低下で

不評となり民営化から国営に戻されたという経緯があります。

日本にも水道民営化が迫ってきています。

 

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243421