「外は、良寛。」田中泯のおどり | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

こんにちは、古布リメイク・デザイナー あきやま幾代です。
 

 

 

 

 

 

 

 

田中泯の 踊りを見てきました。 「外は、良寛。」

池袋 芸術劇場で3日間限りの最後の舞台鑑賞となり、

身体言語(田中泯)他に松岡正剛(言語空間)・本条秀太郎(三味線)

・杉本博司(空間透影)・山口源兵衛(誉田屋源兵衛・霊衣)舞台あいさつがあった。

 

この前に田中泯の「名付けようのない踊り」というドキュメンタリー映画を見て、

その後田中氏のトーク・セミナーにも参加して、この公演を知りました。

 

何より杉本博司の舞台演出に興味が湧き、劇場へ足を運びました。

 

モノクロームの舞台背景に常に杉本氏の写真、

水平線の一連が静かに海の水面におこる緩やかな波動が光を浴びたり暗闇に沈んで行く

過程だったり、、、絶えずささやかに変化し続ける。

 

舞台中央の奈落から這い上がるオブジェ・階段もうつろで常に

暗闇に覆われている・・・

その周囲を徘徊するように動き、

時に奇声を挙げつつ彷徨する動きが踊りという事であろうか・・・

 

精神性を体全体で表現しているのであろう、

しかし分かろうとしなくても難解、何なんだろう~? 

 

そして 都はるみの「さようなら、さようなら、好きになった人」で

初めて踊りらしい動きで、終わる・・・

 

 

芸術は、感じるものであって好きか嫌いでイイ。

 

分かろうとしなくてもいいのだ。

 

 

舞台を終えて、聴こえて来た「何を表現したかったんでしょうね?」と

いう若い女性の声・・・

 

 

(名づけようのない踊り)、そしてコンテンポラリーダンスを見る時、

近頃小さく気になる事がある。

 

 

それは、身体の動きが障がいを持つ人々のそれを思い起こす。

自分は、近頃社会の差別問題を考える時に

ふと、思うのです。 アートなのだから~、でも誰か傷つく人もいるんじゃないかなんて、、、想うのですよ。

 

 

そんな複雑な想いがした舞台鑑賞でした。

しかし、田中泯さんは舞台挨拶で大層満足そうでに

「幸せです❣ ありがとう」と言っていました。

 

 

それはヨカッタ❣  

アーティストが幸福感を抱ける舞台を完遂させたという事は

実に素晴らしい事で、祝福したいです。

 

 

 

 

 

 
 
 
 
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