”日本の感染症対策は「政治力」で決まっているのか?” | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

一部抜粋して

 

2020年も間もなく終わりますが、「非常事態」「グローバリズム」そして「共同体」について、これほど考えさせられた一年はありませんでした。
 

 残念なことに、最後の最後まで、「国民を守る」という意思を日本政府から感じることはできませんでした。(まさか、この期に及んでビジネス往来を停止しないとは思わなかった)


 もっとも、日本は大東亜戦争敗北直後から共同体破壊が始まり、97年以降は本格的なグローバリズムが推進されました。緊縮財政、規制緩和、自由貿易というグローバリズムのトリニティは、「小さな政府」を目指す政策パッケージです。
 

 政府を小さくしてしまうと、非常事態において国民を守ることができない。日本は、またもや見事な社会実験の成果を披露することになったわけです(皮肉)。

 

 守れないから、守らない。でも、さすがに「国民を見捨てます」とは言えないため、「自己責任論」で逃げる。情けない国家に落ちぶれたものです、我が祖国は。


 コロナ禍の収束は見えませんが、その後の日本国において、せめて、
「平時における余裕が非常事態時に国民を救う。平時の余裕は「ムダ」ではない」
 という真実が共有されていることを願わずにはいられません。