”政治は結果安倍総理大臣のレガシー(前編)” | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

今日も三橋貴明氏のブログで政治・経済を学びます。

 

政治は結果 安倍総理大臣のレガシー(前編)

 

安倍晋三という人物は、別に独裁者でも救世主でも、悪魔でも聖人でもありませんよ。総理個人の資質や能力により、日本が繁栄したり、亡びることはありません。
 

 日本国を繁栄させるのは、あくまで(総理を含む)日本国民の責任です。そして、日本国を亡ぼすのも、同じく日本国民の責任です。日本国が国民国家である以上、当たり前です。(独裁国ならば、独裁者の資質に左右されるのでしょうけれども)


 そもそも、現在の日本国の問題は、総理個人ではなく「構造」です。


 上記の構造が変わらない限り、日本国の亡国路線は変わりません。

 

「人民が減り、衰微してゆく政府が最悪の政府である」(ジャン・ジャック・ルソー「社会契約論」)

 上記のルソーの言葉を否定することは、これはさすがに無理でしょう。人民が減り、衰微していく政府が、最悪の政府なのです。


 というわけで、安倍総理のレガシー。
 

 安倍政権発足前の日本の総人口は、1億2759万人。2019年は1億2617万人。第二次安倍政権発足以降、日本の人口は142.6万人、減少しました。

 

人民が減る国家・・・・。
 

 もちろん、人口減少は過去の政権が推し進めた様々な政策の「結果」であり、総理に全面的に責任があると言いたいわけではありません。とはいえ、これはさすがに「安倍政権の政治の結果」です。

 

 第二次安倍政権発足以降に、出生数が急減したのは、もちろん「実質賃金下落」と「東京一極集中」という少子化の真因を放置するどころか、加速させたためです。
 

 以上の通り、
「日本の憲政史上、最も出生数を減らし、実質賃金を切り下げ、実質消費を縮小させた内閣総理大臣」
 こそが、安倍晋三総理なのでございます。


 総理の言葉通り、国民の判断に基づき、「最悪の三冠王」である安倍総理大臣のレガシーを、歴史に刻み付けましょう。
 その上で、次なる政権でこそ、緊縮財政の転換を実現するのです。何としても。