”国民経済にとって最も重要なもの” | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

今日も三橋貴明氏のブログで政治・経済を学びます。

 

国民経済にとって最も重要なもの

改めて、国民経済の五原則。

◆国民経済において、最も重要なのは「需要を満たす供給能力」である。
◆国民経済において、お金は使っても消えない。誰かの支出は、誰かの所得である。
◆国民経済において、誰かの金融資産は必ず誰かの金融負債である。
◆国民経済において、誰かの黒字は必ず誰かの赤字である。
◆現代世界において、国家が発行する貨幣の裏づけは「供給能力」である。

 現在の「ある国」を見れば、国民経済にとって最も重要なのが「財やサービスを生産する能力」すなわち「供給能力」であることが、誰にでも理解できるはずです。


 緊縮財政によるデフレ継続や、現在の恐慌の放置は、供給能力を破壊していくからこそ、最悪の問題なのです。

 

生産諸力とは、中野剛志先生の「経済と国民 フリードリヒ・リストに学ぶ」に詳しいですが、フリードリヒ・リストの提唱した国民経済の「基盤」で、「法律」「貨幣」「度量衡」「警察」「司法制度」「輸送手段」など、安定的な投資や生産活動を可能とする国家の制度になります。


 生産諸力が崩壊し、投資が進まず、供給能力の蓄積が不可能な場合、どうなるのか。知りたいならば、現在の「レバノン」を見ればいい。

『ベイルートの大規模爆発で国内最大の港が破壊…… レバノンで食料不足の危険が高まっている

 

 

現在の我々が、この日本国でそれなりに豊かで、安定した生活を送れるのは、過去の先人が生産諸力を整え、投資を積み重ねてくれたおかげなのです。
 

 その貴重な供給能力を、我々は「緊縮財政」という狂った政策により、破壊していっている。
 

 このままでは、我々は緊縮財政によるデフレ、供給能力の破壊を推し進めた「罪人」として、将来世代に大きなツケを残すことになります。


 緊縮財政を終わらせましょう。国民経済にとって最も重要な供給能力を守り、将来世代に「より豊かな日本国」を残すために。
 まずは、消費税「廃止」です。