”竹中平蔵のワクワクビジネス(日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(中編))” | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

今朝の三橋貴明氏のブログから一部抜粋

 

竹中平蔵のワクワクビジネス(日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(中編)) 

人類は歴史的に政策を巡り「二派」に分かれて政争を繰り広げてきました。右翼、左翼の対立ではありません。
「国家の重要性を否定し、政府の機能をひたすら小さくすることを求めるグローバリズム」
 と、
「国家の重要性を肯定し、国民の経世済民実現のために政府を機能させようとするナショナリズム」
 の二派になります。

 

 さて、自由貿易、あるいは規制緩和までは分かるとして、なぜ「トリニティ」に緊縮財政が入っているのか。もちろん、「小さな政府化」という意味では同じというのに加えて、
「緊縮財政で財政を悪化させなければ、規制緩和や自由貿易が困難」
 という現実があるのです。


 例えば、地方自治体の財政が潤沢で、水道サービスを「高品質・安価」に維持できると、「水道民営化」といった規制緩和は通りません。
「なぜ、そんなことするの? あっ! お前のカネ儲けのためだろ!」
 という話になってしまうため、あくまで緊縮財政で地方財政を悪化させ、
「このままでは地方自治体は水道を維持できない。老朽化した水道管の交換もできない。民間資金の導入が必要だ」
 というレトリックに持ち込む必要があるのです。


 もちろん、水道が民営化されたところで、料金は下がらず(逆に上がり)、品質は下がり、老朽化した水道管は放置されるんですけどね。それどころか、へき地には水道サービスが提供されなくなり、
「そんなところに住んでいる方が悪いんだ。あんたん家に水道を提供したところで、赤字が膨らむばかりなんだよ」
 という話になり、水道サービスが「利益製造機」に代わります。

 

 元々、それが目的なんですもん。当たり前でしょ。


 猛烈に儲かる、公共サービス、公共インフラの「叩き売り」にしても、そもそも財政に問題がなければ、
「え? 何で、そんな話になるの?」
 と、誰もが疑問を持つことになります。とはいえ、緊縮財政で財政が悪化していると、
「もはや地方財政はもたない! 公共サービス、公共インフラを民間に売却する必要がある」
 という、カネ儲けのレトリックが説得力を帯びるのです。

 

竹中平蔵が主導した「グローバリズムのトリニティ」の日本における歴史、現実を知って下さい。その上で、今、日本で何が行われているのか。小さな政府化、国家の店じまい、「公の叩き売り」をやりたい放題やられているという事実を国民が共有し、政治に声を上げるのです。

 

 

★ほゞ全文をコピペしてしまいましたが、非常に大切な投稿です!

 グラフも付いて解説されています、是非読んで下さい!