これはまた、餡子好きの私にピッタリの本
坂本 司著「和菓子のアン」
将来に希望を抱くことも無い、”大福みたい” と言われれば
少々、傷付く18歳の梅本杏子 (その名も甘そうです~)
デパ地下の和菓子屋にアルバイト勤務に通う内に
和菓子の奥深さに傾倒しつつ、周囲のユニークなキャラクターの
大人達の中で、成長していくのです。
和菓子には日本の季節や芸能と深く関わる文化が
存在することを知り、和の美学を堪能します。
そういえば、知り合いがデパ地下で勤務していて
著書に似たような裏話を耳にしていた事もあり
とてもライブ感を感じながら愉しく読み終えました。
そして、とうに洋菓子より餡党になっている今
益々、和菓子に興味が湧いてくるのです。
先回読んで面白かったので、坂木司著書を借りに行きました。
FB友さんのお薦めで「切れない糸」を探す事をすっかり忘れて
借りて来たのは「ワーキング・ホリデー」
ホストから転じて宅配便の配達員となった男性に
突然現れた小学生の息子・・・
小姑のような生活全面に渡って、口出しをする男子との
同居をホストや客や宅配便会社の面々が
取り巻いて、暖かく見守って~
今度はクリーニング屋さんをテーマにした
「切れない糸」も予約しました。
面白いですわぁ~!
坂木司著書3冊目 「先生と僕」を読み終えました。
優秀な小学生の家庭教師(不要な)にスカウトされる主人公の大学生。
なのに実際の先生はもっぱら、その小学生・・・
推理小説を紐解くように数々のチョット変な事に
関わっていきます。
常に、その解明の主は小学生。
主人公の大学生が立場を逆転したように物事の真理に
気付いていくと言う、面白い展開です。
坂木司著書の4冊目は「切れない糸」
クリーニング店に預けられる衣料を元に
探偵の如く主人公が友と推理を働かせて
顧客の人生を紐解いていくというストーリー。
科学的な素材と薬品の関わりで、危険性も警鐘しつつ
プロフェッショナルな仕事を鮮やかに紹介していて
服飾に関わる者として、とても興味深く読み
ストーリー展開も愉しめました。
次は「ホテル・ジューシー」と「ウィンター・ホリデー」を
読む予定です。
★ 願わくは
営業サイトからの読者申請や、ブログを読まないで送るコメントも
投稿を控えてください。
宜しければ読者登録を相互でして
交流を愉しんで参りましょう。