2夜に渡り、TVで「ベンハー」を放映していました。
50年以上も前の中学生の頃に
親戚のお兄ちゃんに連れられて
テアトル東京のシネマスコープをワクワクしながら観ました。
後半に見せ場の馬車競技シーンがあります。
セットなんでしょうけれど、凄いスケールですね。
手前3人目がベンハー
そして5人目がライバル
(車輪の軸に鋭い刃物を取り付けてあり
次々とその威力で競技者達を倒して行くのが
とても怖ろしいんです。)
チャールトン・ヘストン本人が手綱をとっているようです、
スタントマンではないのかしらん・・・
50年前というとCG技術はどの程度駆使されて
いたのでしょう・・・?
最後に勝者に冠を授けるのが
ポンテオ・ピラト
この俳優さんの憎々しげな面構えが子供心にも
強い印象を残しました。
さて、チャールトン・ヘストンは数々の
スペクタクル映画に登場しました。
「十戒」「猿の惑星」
今回、気が付いたことは
チャールトン・ヘストンの澄んだ青い瞳。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」を観た時
初めて、彼がアメリカ・ライフル銃協会会長である事を
知りました。
以下は、映画サイトから抜粋したものです。
ヘストンは59年、「ベン・ハー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。出演作には「猿の惑星」シリーズなど多数あるが、最近では、マイケル・ムーア監督がドキュメンタリー「ボウリング・フォー・コロンバイン」の取材でヘストン宅へ突撃取材を敢行。都合の悪い質問に黙り込んでしまう姿が印象的だった。ちなみにNRAは、コロンバインの惨劇があった直後に現場に近いデンバーで銃の展示即売会を強行、ヘストンは「私から銃を取り上げるなら私を殺せ」と演説したこともある。
これを知って、大層衝撃を受けました。
逃げるように、マイケル・ムーア監督のインタビューに
背を向けて家の中に入ってしまった・・・
映画の英雄像
彼を支持している人々にとっては
現実でも英雄なんでしょうか・・・
子供の頃に手に汗握って感動し心躍らせた
英雄の姿を見直してみました。
しかしもう、彼はとっくに亡くなっているのですね。
そうそう、昨夜は多摩川の花火大会が行われました。
愉しみにしていたのに
この映画に熱中していて、すっかり忘れてしまいました。
遠くで聞こえる音に気が付いた時は
フィナーレの連打(というのかしらん)5分・・・
今年の花火も大層遠くからでしたが
我が家のテラスから東に
美しく舞い上がっていました!
朝夕、幾分凌ぎ易くなりました。