熊野大社・那智の滝 巡り | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

こんにちは、古布リメイク・デザイナー あきやま幾代です。

旅の3日目は奥熊野観光

那智の滝を見に行きました。

<一の滝における落差は133mであり、総合落差では日本12位だが、一段の滝としては落差日本1位を誇る。華厳滝袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられている。>
ウィキペディア参照




団体さんがお参りを済ませる間
暫く待っていれば
この通りの静けさが戻ります・・・

焦って、我先にとカメラを構えると
こうなります・・・↓






数多くの階段も帰り道は空いています~
マイナス・イオンを感じながら
一段一段登ります。




熊野那智大社に再びながぁい階段を
登って参拝します。





熊野本宮大社

天照大御神・須佐能の尊を
其々祭る熊野三山の中心となる宮です。

団体の中に、敬虔な信者のご夫婦がいらして
(奥様は和装で、お参りされました。)
祝詞をあげていました。




脇で見つけた珍しい黒いポスト。

実際に使われているようです。
私好みなので、一緒に写しました。



熊野大権現の旗が連なる
長い階段を下っています。



膝がガクガクする程の階段
続きでしたが
極め付けの今度は恐怖のガクガクが・・・

谷瀬(たにぜ)の吊り橋(約300メーター)を
渡ります。

見るのと実際に渡るのとでは大違い!

引き返すのも恐ろしい大揺れの吊り橋は
床には木製の板がガタピシ鳴っています・・・



へっぴり腰で渡っても恐怖の時間が長引くだけ

一気に小走りに進んで渡ったものの
帰りも怖い。

記念に撮ってもらった写真は笑顔でも
帰り道は再び 恐怖に顔が引きつったのでした。



さてさて、観光を終えて
みぞれ交じりの高野山へバスはゆっくり登ります。

日はとっぷり暮れて
辺りは真っ暗です・・・

念願の宿坊へ宿泊しました。
(只今、流行っているようで
テレビでは、シリーズを追って観ていました。)

天徳院という高野山は
最も古く大きな宿坊です。
(周辺には50以上の宿坊が連なっています。)

10畳はある広さの書院造りです。

(隣の部屋とは襖一枚の仕切だった為
夜も早朝も中年女性のお喋りとテレビの音が
騒々しくて安眠を妨げられました。
節度を持って一夜を過ごす気配りが欠けていましたねぇ
残念な事です・・・)



見事な襖絵

     

翌朝目にした部屋から望む
茶人の小堀遠州による庭園には
紅葉が美しく映えていました。

   

   


夜、ライトアップされていた
高野山本院を散策しました。

冷え切った空気が辺りに漂います。

   




愉しみにしていた精進料理の膳で夕食。

ごま豆腐・精進揚げ・黒豆・野菜の炊き合わせ
そして焙烙のうどんとみかんゼリー
漬物と汁でご飯・・・

うぅ~ん、もう少し豊かな食材と
調理の工夫を期待していたのだけれど・・・

ツアーの内容としてはこんなものなのでしょう。

旬のキノコや海藻の料理
豆腐料理などが揃っているかと
期待し過ぎだったようです・・・

味も甘味が立っており
もう少し出汁を利かせた味付けだと
良かったのだけれど~

久し振りの熱燗を頼んでも
それに合う料理が無かった・・・

イヤ、いかに日常的に
高カロリーの料理を
食べ過ぎているかという事でしょう。




質素な宿坊での一晩は
神仏に拝謝に訪れた事を
思い出させ
改めて清々と過ごせよ という
啓示を受けたような気がしたものです。 反省・・・

翌朝、5時には隣室のお喋りで起こされ
6時半からの朝のお勤めに参加しました。

厳粛なお経を聞きながら
焼香をします。
寒さで体がこわばりましたが
緊張感は快感に近いものに感じる事が出来ました。





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