芸術と食欲の秋 | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

こんにちは、古布リメイク・デザイナーあきやま幾代です。


昨日の献体合同慰霊祭のついてのブログに引き続き
同じ日の芸術と食欲分野の記録です。



今年も日本橋三越で開催されている
「日本伝統工芸展」へ美の鑑賞に行きました。

テレビ日曜美術館で受賞工芸作家さんが
制作現場を紹介していた作品を
是非見てみたいと思いました。





上部左から2つ目の白い磁器は
硝子粉を練り混ぜてあるので
照明を当てると貝殻の畝は透けて見えます。

何度も何度も硝子粉と土との配合を
模索しながら、漸く辿り着いたという技法です。

最もCoCoRoに染み入った作品です。



護国寺から茗荷谷に向う坂道
お茶の水女子大の向かいの石垣に
美しい苔が蒸していました。




護国寺の講談社本社ビルは
昭和レトロを感じさせるノスタルジックな
建築です。



さて、芸術鑑賞と共に
秋は食欲の増す時期であります~



急に気温が下がり行動にも勢いが増して来ます。
食欲旺盛な友と「群林堂」
豆大福を買う為の行列に並びました。
講談社ビルの向かい側にある
文豪達も通ったと言われる音羽の老舗です。




家に持ち帰ったので
少し型崩れしていますが
ドッシリと餡を包んだ餅にはゴロゴロ入ったえんどう豆の塩味が
利いて、それはそれは美味しいのです~


隣の鹿の子も粒揃いの大きい小豆が絶妙な
茹で具合で小さいけれどずっしりと充実した餡を
包んでいました。

その日の内でないと
堅くなってしまうのですが
余分に求めてきた豆大福を
アルミに包んで保存。

軽く焼いて食べてみようと思っていますが
美味しく食べられるかどうか・・・食いしん坊は
どこまでも貪欲です。




さて、こちらは「二郎ラーメン」
子供達が嵌っているラーメン屋さんでして
随分前から一度、試してみたいとチャンスを狙っていました。

慰霊祭の行われた飯田橋から東京大神宮を過ぎて
神保町へ向かった所で半年ほど前にこの店を
発見!

その時は他の店で食事の予定が有った為、素通りしたのです。

今回やっと、機会を得て初体験となりました。

行列の出来る店でしてその日は
50分待ちでしたが、
やはり好奇心・食欲共に旺盛なSHOCORAさん
一緒だったので、余り苦になりません。

男性ばかりの20数人の列に並んで待ちました。

噂では大層な大盛りらしいので、
麺もニンニクも野菜も「少な目」で頼んでも
このボリュームです!

豚骨スープの濃厚さと1センチ以上ある厚味の
焼き豚2枚ともやしとキャベツが山盛りです!

残さず頂きましたが、当分食べなくていい・・・感じでした。




その後に築地のいつもの「うおがし銘茶」
馥郁たるお茶を頂きに立ち寄りました。

お茶エスプレッソと生蕨餅




澁谷で最終回の映画
「白雪姫と魔法の鏡」を見る前に
献体慰霊祭で頂いたお弁当を頂きました。

二人して、「お腹に入るかしら・・・?」と言いつつ
綺麗に平らげたのでした。




満腹状態で、一日メトロを乗り回して
護国寺~茗荷谷~飯田橋~神保町~三越前~築地~新橋~澁谷と
大移動の疲れをもろともせず
ファンタジックでコミカルなこれぞエンターテインメント!
という2時間の映画は最後の
全員でのハッピー・ダンスで締めくくり。

まるでインド映画の最後のように皆して並んで
踊るのです。


(故、石岡瑛子さんを偲んで~
映画の登場する赤と白のドレスは
以前、スワロフスキーで実物を見てきましたが
映画の中のジュリア・ロバーツが着たシーンは
それはそれは美しかった!)




私達二人の一日はそのダンス・シーンの如く
一緒に踊りだしそうな位ハッピーな気分で終わりました。




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