まめぐい | よくいうかいえ ( Cahier)

よくいうかいえ ( Cahier)

古布リメイク作家のつれづれ日記

娘からこんな箱が贈られて来ました。
「まめぐい」と言います。


 よくいうかいえ(Cahier)

高さ8センチ程度の郵便物を開けると、こんな布に包まれた箱。
ネーミングから想像して、炒り豆が入っているのかと・・・

 よくいうかいえ(Cahier)

あれ、結び目を解こうとしたら、底にも絵が描かれている。
全面で鶴を表しているのです。

あぁ、私の大好きな配色の白地に黒に僅かの朱色で
姿が最も美しいと思っている鶴の絵です、素敵です。気に入りました。

で、コレは何なの・・・? と開きますと


 よくいうかいえ(Cahier)


小さな手拭か、ハンカチか、使い道は最後の説明書きを
ご参照ください。 (要は使い道は自由でよいのです。)

小さな箱が包まれていました。

 よくいうかいえ(Cahier)

そして、箱の中身はかわいらしくも昔懐かしい
金太郎飴で、季節の風物詩が描かれています。

自覚もそれぞれ異なるようです。

 よくいうかいえ(Cahier)

子供の頃は、こういうお菓子に目を輝かせて机の引き出しに納め
一つ一つ、大事に味わったものです。

それで思い出した話。
お正月には父からはお年玉を貰いましたが
母からはお菓子袋を貰うのが通例でとても愉しみでした。

中身は強烈に嬉しかった記憶で、砂糖で包まれた干しあんずが
必ず入っていたような気がします。

子供達が一度に沢山食べたいと願うお菓子を
その時々でお正月に特別に揃えてくれていたのでしょう。

両親はやっと自分達で品川に起こした自動車修理工場で手一杯、
6人の姉兄弟の教育費も嵩んで大変な暮らしだった事でしょう。

それでも、母はせっせと手造りに励み
身を砕くようにして育ててくれたのでしょう。
そのエネルギーと工夫する知恵とセンスを
自分は受け継いで来たと思います。

それが、現在の仕事に生きている事は確かであり
子供から礼状が届いてみて、改めて自分の親に感謝の念が起こります。



 よくいうかいえ(Cahier)


「まめぐい」の説明文です。

”まめに使えるてぬぐい” で「まめぐい」なんではないかしら・・・


くれぐれも”まめ喰い”とならない年末年始に致しましょうっと。