大好きな番組「ファッション通信」をテレビ東京で欠かさず見ては
往時のパリの現場を懐かしく思い出していた。
1985年からスタートしたというこの番組は現在はBSで土曜日23時からの放送。
ランウェイを行く、モデル達の颯爽と歩く姿、フラッシュを浴びせるカメラマン、
最後にチョコっと挨拶するクリエーター達・・・そして、最前列で笑顔を見せるセレビリティー達。
なんとも、華やかな世界である。
まだ、この番組がスタートしていなかった1978年頃に年に2回開いたパリ鈴屋の
ショーの舞台裏の様子を撮った写真がこちら↓
右上 :当時鈴屋はプロモスティールと契約しており、クリスティーヌが担当の
アタッシェ・ド・プレスである。
左上 :何と言う役職でしょう、営業補佐でしょうか 「サビーヌ」という名前の女子。
プロフェッショナル用のユニフォームを扱っている店で私が見つけて着ていた
白衣のジャケット(多分、レストランやホテルのギャルソンが着るタイプ)のを見て
やたら気に入ったらしく、何枚も買い込んで着ていましたっけ・・・
そうそう、後から登場するオランダ人のデザイナー・アッドゥもお気に入りで
ベージュに染めたいと言うので彼の家に行って、バスタブにジャブジャブとコーヒーを入れて
ジャケットを見事な色に染めた思い出が蘇って来ました。
皆、お洒落にはお金を掛けずに、アイディアを駆使しエネルギッシュに愉しんでいました!
「蚤の市で見つけた服でコーディネイトし、掛かった費用が安くてお洒落な人を競う。」
なんて、コンペも愉しんでいました。
![よくいうかいえ(Cahier)](https://stat.ameba.jp/user_images/20110906/17/kinuawase62/a8/5d/j/o0566080011466246049.jpg?caw=800)
左下 : ショーの舞台裏です。
再びデザイナーのジグー(本名はシャンタル) いつも真っ赤な口紅を付け
かわいい着こなししていました。
奥の小柄な女子は何と言ったっけ? ニットのデザイナーとして
暫く勤務していました。 (現地採用のデザイナーの入れ替えは早いのです。
良い仕事をしなければ即契約解除が当たり前、本当にとんでもない人もいました!)
自分もそうですが、女子も当時はタバコを吸うのが当たり前で
処構わず吸ってました・・・(今から考えると、健康被害よりむしろ
大事な布製品を扱う会社のスタッフとしては、非常識ではないですか・・・?)
右下 : ムッシュ・パドォルー 会計士さんのお宅へ私のアシスタントと鈴屋本社から来た
総務のさっちゃんの3人がディナーに招待された時の模様です。
奥様がアフリカの出身でいらして、お国料理をご馳走になったように思います。
色々な国の人で携えあっていた当時の鈴屋でした!