シンガポール’77 | よくいうかいえ ( Cahier)

よくいうかいえ ( Cahier)

古布リメイク作家のつれづれ日記

既にシンガポールに一晩トランジットで滞在した時の話は
どこかのテーマで綴ったのであるが、もう見つからないので改めて
今回見つけた写真と共にご紹介しましょう。

それはそれは暑い日でした!
この夏の猛暑の晩にその夜の事が蘇って来ました。

 よくいうかいえ(Cahier)

一番上の写真は、パリで半年毎に開催する大きなイベントである
ファッション・ショーを無事成功させた後の帰路で立ち寄ったシンガポール到着間際
オーチャード・ストリートで一休みしているところです。

後で知った事ですが、シンガポールは国の規律が非常に厳しく
管理されており、ガムも持ち込みも禁止されている位、街の美化に努めているので
それはそれは、清潔で綺麗な街です。

中央右の写真はかの有名な「ラッフルズ・ホテル」 中庭を散歩してカフェに立ち寄っただけです。

左の写真は町の広場に広げられる屋台。
ここで、初めてスッポンのスープを経験した。
ぶつ切りの塊も入っており、濃厚な味だった。(美味しい印象は無い。)

その代わり、昼食で食べたカレーが今も舌に残る美味しさである!
”から~いよ”と薦められるままに頼んだあま~いアイス・ティーが中和してくれ
とても美味しかった。

下の写真に一緒に写っている方がマイクさん(女性です)。
友達から紹介され、一晩泊めてくださり、半日ボタニカル・ガーデンや庭園を案内してくださり
夜は知り合いのバーで乾杯して歓迎して下さった。


しかし、お世話になってなんだが、その晩は全く眠れなかったのだ!
好意に甘えてホテルをキャンセルした事を悔やんだこと・・・ったら。

彼女の部屋はエアコンががんがん効いているのに
ゲスト・ルームにはエアコンが無い! うそー
翌日着ようと、汗だくのブラウスを洗ったが朝まで湿っぽくて着られない・・・

夜中に窓を全開に放つも、外で眠れない子供達が騒いでいる・・・
翌日は案内してくれたものがなんだったか、ちっとも耳を貸せないくらい
眠くて眠くて・・・

しかし、街で買い求めた大きな花束を持ってマイクさんのご両親に
お礼の気持ちで届けてきた。
朝ごはんに小さな肉まんのような物をご馳走してくれたり
全く言葉が交わせないので、ニコニコと笑顔で私を世話してくれたのである。

暫くはマイクさんの連絡先を残していたが、いつの間にか無くしてしまっている。
人の繫がりを絶やした事を悔やんでいる。

現代のようにインターネットがあれば、どんなにか気軽に通信できた事だろうか。
Face Book で瞬時に互いの状況を把握できるのである。

今からでも間に合う事を始めたいし、継続させて行きたいとしみじみ思う・・・