チョット、手を貸したら | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

雨が止みそうになった夕方、”店番”しながら読書も終えようという頃

店先で若い女性が血相を変えて、「済みません、チョット手を貸して貰えませんか?」と言う。

はいはい、なんでしょう? と付いて行くと

お隣のマンションの駐車場に置いてある車の後部座席に置いたチャイルド・シートが

取り出せなくて困っているとの事。

あら、そう! それでは、とチャイルド・シートを抱えてみれば何の事はない

シートベルトが引っ掛かっているだけ・・・

いとも簡単に取り出せたものだから、其の方驚いている「えー、どうして? どうやったんですかぁ?・・・」

そこは、60も超えた私、落ち着いて「こんな事って、よくあります! 慌てていると気がつかないものです。」

なぁんて、余裕で笑顔でね。  更にもう1台の車に入れ替えたいと言うので

それも手伝ったのです。

「わたし、子供を生んだばかりでチョット大変なものですから・・・」

あら、それは大変!  「暇なので、またいつでもどうぞ!」とお節介オバサン風に

言いたい気持を抑えて、家に戻りほっこりした気分に包まれる。

こんな事で他人から感謝されるなんて・・・

時間に余裕がある今、何か他人のお役に立ちたいと思っていたところである。



数日前からギャラリーのドアを開放し、作品を店頭に出して、照明をつけるようになり

店先でパソコンを使ったり、読書をしたりしてみると意外と通り掛かりの人が

興味を示してくれるようになった。


そのせいで、お隣のマンションの居住者である先の若いお母さんも

気軽に手助けを求めて来たのだろう。



それはそうです、今まではやってるんだか・閉まってるんだか・そもそも何屋が開店したのかも

傍目には分かり難かったのですから・・・


こんなご近所との繋がり方も実にいいものだ。

そして、少しでもわが作品に興味を持って貰えたら尚嬉しい。



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