シリーズ 心霊と僕⑧ 犬神 | 先生 人生とはなんですか?('ω')ノ

先生 人生とはなんですか?('ω')ノ

小学2年の時、実習生に質問した言葉がタイトル

今でも思う「人生とはなんですか?」

 

今回のテーマは

ズバリ『犬神』

 

狗神とも表記します。

結構、歴史は古く

平安時代にはすでに禁止令

あった様で、その時代には

呪詛としての形は

完成していたようです。

 

 

狗神という固有名詞は

有名ですが

動物を使役とする

呪詛の一つになります。

 

近いものでは

管狐オサキといった

こちらは狐を使役させる

呪詛になり

狗神

中国四国地方より西側

 

東北は狐という様に

分かれています。

 

 

狗神の姿

犬の形をしている訳ではなく

モグラの様だったり

イタチの様だったり

ネズミの様だったり

地方により異なります。

使役させる動物が

違うんですかね。

 

 

呪詛方法としては

飢餓状態の犬を生き埋めにし

目の前に食べ物を置き

首を切り落とした際に

食べ物にありつくことで

極限の欲望

主人への忠誠といった

怨念を利用するといったもので

 

その怨念は主人の願いを

叶えるといいます。

 

そして

壺にその頭を入れる等して

女系の一人に

引き継がれていくようです。

この辺りは色んな説が

ある様で、家族一人に

狗神一匹なんて説も

あるみたい。

 

この呪詛を作ったのも人間

使うのも人間というのが

一番怖かったりします。

 

狗神を持った、憑いた家の事を

犬神筋・犬神持ちといい

その家を嫌う文化もあったり

します。

 

狗神は繁栄をもたらす半面

その怨念が周囲に不幸を

もたらしたりすることや

 

一種の差別として

使われていた歴史としても

存在しています。

あの家は犬神筋だ

という事で村八分

村人の不当な要求に

対応しないといけない

なんてことも。

 

今の時代からすると

なかなか考えにくい

文化の一部なんですが

 

本当に継続的な貧困

想像を絶する飢饉

それからなんとか

抜け出したい一心で

編み出された術式なのかも

しれません。

 

 

後半は聞いた狗神のお話です。