先日、ありがたいご縁のおかげで
何十年かぶりに
有頂天
のライブに行くことができました。
高校時代に有頂天のファンになり、そこからナゴムギャルへまっしぐら。
ケラさんを大尊敬していたので彼の好きなものは全て追っかけました。
わたしを形成した文化資産の多くにケラが教えてくれたものがあります。
ケラさんが今でも書かれている犬をわたしも書けるくらいです(それは違う)
小学生のときにブリキの自発団のお三方が出られたミュージカルを観てから
舞台に憧れていたのだけれど、
本格的にお芝居にのめり込んだのも
ケラさんの健康を見始めたおかげです。
なのでもしかしたらどちらかというとケラさんのことは
ケラリーノ・サンドロヴィッチとしての方が馴染みがあるかもしれないです。
とはいえ、有頂天だけでなくナゴムの各バンドは当時、相当聴いたしライブにも通いまくりましたし、
有頂天はわたしのアイドルでした。
とはいえとはいえ、しっかり聴いていたのは4枚目のAISSLEあたりまでなので
年月としては短いものでした(メンバーでいうとkeyがミューさんだった辺りかな)
ハマりの濃さは相当だったけどね。
ということで、近年のアルバムは全く聴いておらず、
まっさらな状態でライブに臨みました。
本当に認識が甘かったというか、大変失礼ではありますが
往年のファンが懐かしの曲を含めて楽しむほのぼのしたライブなのかしらん、と
思ったのが大間違いでした・・・・。
今の有頂天を愛する老若男女が集まった熱い熱いライブでした!
いやぁ、ケラさんのことをあれだけ尊敬していた自分なのに
なーにが「懐かしの曲を楽しむほのぼのしたライブ」だよ!と呆れました。
そうでしたそうでした、ケラさんはいつだってアグレッシヴで前しか見てない方だったんでした。
だってお芝居もそうですもん。
多作だしいくつものユニットを作って、その全てが毛色やテイストが違う。
いい意味で飽き性というか、いつも自分を含む「ありきたり」をぶっ壊してやるみたいな精神がある。
そんなケラさんが昔の曲を懐かしむ的なことなどされるわけもなく。
ほとんどの曲がわたしにはわからなかったけれど
まあ楽しい楽しい楽しい!!!!
いい曲たくさんいい歌詞たくさん。
かつてわたしが死ぬほど聴いていた曲たちのテイストはしっかり残っていて
でも、
楽器隊の技術が格段に進歩したことやメンバーそれぞれが年齢を重ねて培ってきた経験と精神性が
いわゆる「円熟」という味わいを醸していて
青さとその円熟味がすごくいいバランスとなっていて
これが「今の有頂天」なのかぁ、とほれぼれいたしました。
進化って、決して昔のものを捨てることじゃない。
音的にとか表現方法は、例えば「80年代のかおりがする」かもしれなくても
軸として支えているものが「今」であることを十分感じさせてくれるのも
進化なんだなぁと、このライブは教えてくれました。
それは表現者がいつも前進しているから。
かつての自分たちを懐かしんだりなんか決してしていない。
もちろん年を重ねれば衰える部分もあるけれど
それをちゃんと受け止めつつも
今が一番若い、今が一番刺激的である、明日はもっといい!という圧倒的自信が
現在進行形の表現を生み出しているのですよね。
知らない曲が多い中、
心の旅やフューチュラ、べにくじら、千の病をもつ男などなど
かつて歌いまくった大好きな曲たちも聴けて
それはさすがに血わき肉おどりましたし(笑)
ケラさんのMCも「ああ、ケラさんの物言いってこういう感じだよなぁ」と思い出し嬉しくなったり
メンバーの仲の良さがすっごく感じられたりと
刺激的で幸福な時間を過ごすことができました。
良いなぁ、と思う曲がいくつかあったし、
近年の有頂天もちゃんと聴いてまたライブにうかがいたいなぁと思った次第です!
ライブに足を運ぶキッカケを作ってくださった方々に
心から感謝いたします!!
多分、この曲セットリストにあったような。
好きだなぁ・・・・。




