去年はたくさんの仲間が亡くなりました。皆さんの思い出を綴りたいと思います。。 

 

三遊亭多歌介師匠 先代円歌師匠のお弟子さんで私とはほぼ同期、

 

楽屋入りした時に着物の畳み方やお茶の出し方などいろいろ教えてくれました。

 

ちょっと調子の外れたとこが特徴で、二ツ目勉強会で妾馬をやって最後のシーン、

 

主人公が酔って都々逸を唄うところで都々逸をロックンロール調に

 

指を鳴らしながら歌って志ん朝師匠を唖然とさせたことがありました。

 

なんだかの宗教にハマっていて、三平襲名のパーティでステーキを食べませんでした。

 

そのくせコンソメスープは平気で飲んでるので

 

「兄さん、コンソメは牛の汁だけどいいの?」 

 

「形がわからなけりゃいいんだよ」

 

「なんかぞろっぺな宗教だな!」とみんなで大笑いしました。

 

宗教上の理由からコロナワクチンを接種しちゃいけない、

 

とみんなに言いふらしていましたが結局ご自身が感染して亡くなりました。

 

結構ヘビースモーカーでしたからそのあたりもよくなかったのかな。

 

54歳。若すぎです。合掌。

 

三遊亭円丈師匠 新作落語の旗手で若いころから大活躍しました。

 

金鳥マットのコマーシャルで 「かかかか掛布さん 蚊には金鳥マットです」で

 

全国的に知名度が上がりました。

 

圓生師匠の協会分裂騒動の内幕を描いた本 「ご乱心」は名著でした。

 

兄弟弟子の圓龍師匠、ジャズ落語で一世を風靡した川柳師匠も同じ年に他界。

 

三遊亭のお弟子さんが3人一緒にこの世を去りました。合掌

 

柳家小三治師匠  古典落語の名人です。

 

師匠の名人芸を何度も拝見しました。

 

志ん朝師匠が一番恐れた方でもあります。

 

私が金馬襲名が決まった時、新宿の末廣亭に御挨拶に伺うと

 

着物を着換えながら 「お前はお前の金馬を作ればいいんだから」 と

 

背中を押してくださいました。

 

披露興行の最中、楽屋にわざわざ足を運んでくださりご祝儀を頂戴し、

 

帰りしなに「お前には期待してるから」

 

涙が出ました。

 

いいお弟子さんもたくさん育てました。残念です。合掌

 

色物さんもホームラン勘太郎さん、鏡味仙三郎さん、

 

柳家紫文さん、昭和こいるさんがあの世の楽屋に入りました。

 

どうか安らかに。