恐怖体験その86「家族葬の会場」 | 古いオーディオたち と 写真

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数年ぶりに 恐怖体験を綴ります

もう86話なんですね・・・

ぼちぼちネタ切れです・・・・・

 

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この話は

2年前 父の葬儀を家族葬で行った会場の話です

 

コロナ禍で親戚も呼べず 家族と近所の親戚のみで行った葬儀

病院で死亡したのが真夜中

その後 警察の調査などで 終わったのが3時過ぎ

それから 携帯で家族葬の業者を選んで連絡

病院から亡骸を家族とともに会場まで移送・・・ 

なかなか近場がなく 結果 自宅から20km離れた会場となってしまった

 

そこは 2階建ての 一見すると一軒家みたいな建物でした

 

朝方から祭壇などのset upなどされて

お坊さんの手配・・・とか

私は 朝から自宅に戻り 区役所へいろいろな手続き・・・

会場についてからは お経や食事などの手配・・・

全く悲しんでいるような感じではありませんでした

 

当家は1階の会場で

2階には 葬儀屋の事務所ともう一つ小さな会場があり

そこの会場も案内板では どこかの家の葬儀がおこなわれていました

玄関は一緒なのですが 当家の靴以外は1足だけ・・・・

葬儀屋さんは別の靴箱を使っていて さみしい葬儀という事がうかがわれました

葬儀屋さんと打合せ中に 聴いたのですが やはりおひとりのようでした

通夜も無時おわり 家族は会場に泊まることになりました

お風呂が会場北門のカギがかかる扉の向こうにあり

その扉を開けると 脱衣所とちょっと大きめのユニットバスがありました

脱衣所の横にもう一つ扉があって そこを開けると 二階へ続く裏階段・・・

上がってはみませんでしたが 空気が冷たくて・・・

お風呂には結局 母と私のみ入ったのですが

母が・・・なんか気持ち悪いお風呂ですぐに出てきてしまった・・・と

私も入ってみたのですが あまりに落ち着かなくて水浴びレベルで出てきてしまいました

そんな話を聞いた家族は その扉にカギをかけて近寄りもしなくなり

会場内に布団を敷いて寝始めていました

母が 玄関からの扉が気になるようで

最後は私が玄関から会場に入る扉も施錠をし寝る事となりました

 

施錠するころには

葬儀屋さんの社員の方も帰宅され

2階からは物音ひとつしない 不気味な感じが続いていました

本当に人がいるのか? はっきり言ってわかりません

翌日 本葬後 出棺して会場を後にしたのですが

2階の出棺が何時されたのか?

会場案内だと当家よりも先のはずで

棺桶を運んているような気配すらありませんでした

 

会場の貸し切りも怖くないとはいえませんが

つかわれていても気配もないというのもかなり不気味でした

あの2階へ続く不気味な裏階段・・・・

のぼって行くとどこに出たのか?

階段には ちょっとしたモノがおかれ物置ぽくはなっていたのですが

何段目かに盛り塩。。。。

 

担当の葬儀屋さんはとても親切丁寧で

そんな不気味な事以外は とても良い葬儀で父を送れたので感謝しています

 

何か見たとか 何かが起きた というような恐怖はありませんが

北階段と2階の葬儀は 正直 家族もおびえるモノでした

 

身寄りがない葬儀ってさみしいものですね

 

父は なくなる10日前に 2年間3度入院して

3度とも余命宣告されましたが 完治して帰宅

自宅で転んで頭部を床に打って 脳内出血で3日後に亡くなりました

家族も3度余命宣告されていて 3度目の時は正直あきらめてしまっていて

その時に全員悲しんだので

退院後 ぽっくり逝かれたので 「苦しまないで良かったね!」という

感じの明るい見送でした

もう2年ですが やはりあの会場の北階段の不気味さだけは

今思い出しても寒気がします